単元について

単元の概要 単元のねらい
学年・教科 小学校6年 国語
  • 絵に興味をもち、進んで教材文を読もうとしたり、絵から読み取ったことを伝え合おうとしたりする。
  • 絵から読み取ったことや感じたことを、読み手に伝わるように表現や構成を工夫して書くことができる。
  • 絵と文章を照らし合わせたり表現の仕方に着目したりして筆者のものの見方を捉えながら読み、自分のものの見方を広げたり深めたりすることができる。
  • 絵から読み取ったことや感じたことを、読み手に伝わるように表現や構成を工夫して書くことができる。
単元名 ものの見方をひろげよう
「鳥獣戯画を読む」(全8時限)
主に活用したICT機器等 電子黒板、タブレットPC、
大型テレビ
主に活用したアプリケーション等

デジタル教科書

授業実践事例

●授業の目標
自分のとらえ方とその理由を考え、友だちの考えと比較して、ものの見方を広げたり深めたりすることができる。

  授業の流れ 指導のポイント(ICT活用ポイント含む)
導入5分

1. 前時までの学習をふりかえる
2.本時の課題をつかむ
「(鳥獣戯画の一場面から)自分の見方と友達の見方を比べ、ものの見方を広げよう」

・全児童のタブレットPCにあらかじめ「鳥獣戯画」の一場面を配付しておく
・教科書には出ていないシーンを用意し、自分なりのものの見方を考えさせる
展開35分

1.課題について考える

「鳥獣戯画の一場面で、 この蛙はなんと言っているかな」

 

2.友達と考えを交流する

どうしてそう言っているように見えたのか、自分の着目した部分や理由について交流する

 

 

 

 

3.場面のすばらしいと思う所や自分が評価するところはどんなところか考える

 

4.クラス全体でものの見方が広がったところを交流する

友達のとらえ方、その理由を知り、自分のものの見方が広がったところを全体で話し合う(新しい発見を伝え合う)

動物たちの表情やポーズから考えさせる

    

着目した視点が似ている児童同士でタブレットを持ち寄り、理由を交流させる

タブレットPC活用ポイント

・学習意欲を向上させ、より深く資料を読み取り、考えられるようにする
・電子黒板に絵を映し出し、全員で共有することで、考えをより比較しやすくする

絵のどこを見てそう思ったのか、○をつけて考えさせる

電子黒板活用ポイント

・電子黒板に絵を映し出し、全員で共有することで、考えをより比較しやすくする

「正解」があるのではなく、いろいろなものの見方があるということ、自分の見方を広げるということを意識させる

まとめ5分 1.本時の学習をまとめる
2.本時の課題をつかむ
自分と友だちの見方や理由を共有することで、ものの見方を広げたり深めたりできることをおさえる

 

 

タブレットPC活用ポイント

絵の細部まで拡大して読み取り、個々の考えを深める

注目したい部分を拡大して動物たちの表情やポーズをしっかりと観察することで、より深く資料を読み取り、考える姿勢を身につけることができます。絵や資料をじっくり読み取る場面で、とくに威力を発揮します。

意見の共有を視覚面でサポートし、ものの見方を広げる!

グループで考えを共有するときは、タブレットPCの画面を友だちのほうに向け、注目してほしい部分を拡大して説明することで、考えを伝えやすくなります。友だちの考えと自分の考えとを画面を見て比較することで、視覚的にも相違点がわかりやすくなり、多角的なものの見方に気づきやすくなります。

電子黒板活用ポイント

相手を意識して自分の考えを伝える!

色分けしたり、注目してほしい部分を拡大したりすることで、相手を意識した発表をすることができます。

全体の考えを重ねて表示し、友だちが着目したことを、まとめてとらえることができます。自分の考えと比較し、ものの見方を広げるのに有効です。