株式会社follow

株式会社followは、ALUX社と連携し、STEAM教育向けのプログラミング教材を開発・販売している企業です。プログラミング未経験の児童・生徒でも取り組みやすい「アンプラグドコーディング」に対応している点が特徴です。はじめはカードや教材を活用しながらプログラミング的思考を身に付け、その後ScratchやPythonを使った本格的なプログラミングへ発展させることができます。今回は、「コーディングドローン」「コーディングライダー」「VINU」の3製品についてお話を伺いました。

コーディングドローン

コーディングドローン

コーディングドローンは、小学校から高等学校まで幅広い学年に対応したドローン型プログラミング教材です。ScratchやPythonを用いたプログラミング学習に対応しているほか、カードを使用してドローンを操作するアンプラグドコーディングにも対応しており、プログラミング未経験の児童・生徒でも直感的に学習を始めることができます。
特に小学校や中学校での導入が多く、小学校では総合的な学習の時間、高等学校は情報Ⅰ・Ⅱの授業などで活用されているとのことです。障害物センサーを搭載しており、人や物体を検知して回避する動作も可能で、実際にドローンを飛行させながらプログラミングの仕組みを体験的に学ぶことができます。

コーディングライダー

コーディングライダー

コーディングライダーは、ScratchやPythonを使用して操作するドローン型教材で、より高度なプログラミング学習に取り組むことができます。特に高等学校の情報Ⅰ・Ⅱでの導入が多く、最終的には複雑な飛行パターンである「編隊飛行」の実現を目標として学習を進めるケースが多いそうです。高度な飛行制御にはPythonの知識が必要となるため、より実践的なプログラミング学習に適した教材となっています。
また、複数の機体を同時に使用する授業を想定し、機体ごとにLEDカラーを変更することが可能です。班ごとに色を分けることで自分たちの機体を識別しやすくなり、多人数での授業でも円滑に運用できる工夫が施されております。

VINU

VINU

VINUは、未就学児から小学校低学年を主な対象としたアンプラグドコーディング教材です。ゲーム感覚で楽しく取り組みながら、プログラミング学習の基礎となる論理的思考力や問題解決能力を育成することを目的としています。
機体に搭載されている音センサーや光センサー、カラーセンサー距離センサーなどを利用して学習を進めます。教材には200種類のコンテンツが用意されており、順序立てて考える力や、左右の概念、足し算・引き算、規則性の発見などさまざまな思考力を養うことができます。

製品情報についてはこちら|株式会社follow

株式会社新学社

株式会社新学社は、小・中学校向け教材を展開する教育出版社で、近年は従来の紙教材に加えてGIGAスクール構想に対応したデジタル教材や教育ICTソリューションの開発に取り組んでいます。今回は、学力調査用CBTシステム「SingCBT」と学習管理システム「まなびボックス+」についてお話を伺いました。

学力調査用CBTシステム「SingCBT」

「SingCBT」は全国学力・学習状況調査のCBT化に加え、各自治体で実施される学力調査においてもCBT化が進む中、児童・生徒や教職員がスムーズに運用へ移行できるよう支援するソリューションです。
小・中学校向けには問題演習機能が提供されており、本番前の事前学習に活用することができます。国の学力調査と同じ仕様で作られているため、児童・生徒は問題の解き方に加えて、CBT特有の操作方法や解答入力の練習を行うことができます。
また、教育委員会向けには実施時期や教科などを要望に応じてカスタマイズできる機能も用意されており、自治体ごとのニーズに合わせた運用が可能です。
SingCBTについてはこちら|新学社

学習管理システム「まなびボックス+」

「まなびボックス+」は、CBTの結果管理や事前事後学習までを支援する学習管理システムです。
本番前には、共通問題による演習を実施できるほか、本番後には誤答した問題に応じた個別学習を行うことができます。見直し回数や問題ごとの解答時間といった学習履歴も可視化されるため、児童・生徒一人ひとりの理解度や学習状況を把握しやすい仕組みになっています。また、児童・生徒ごとにルビをふるなど個別の配慮にも対応可能で、教室での受験が難しい児童・生徒が自宅から受験できる運用も想定されているとのことです。
さらに、自動採点・自動集計機能により、結果の返却にかかる時間を短縮できるため、教職員の業務負担軽減に大きく貢献します。導入後は、児童・生徒一人ひとりのアカウント作成まで手厚いサポート体制が用意されています。
まなびボックス+についてはこちら|新学社

スズキ教育ソフト株式会社

スズキ教育ソフト株式会社は、学校教育向けソフトウェアの専業メーカーとして、40年以上にわたり学習支援・校務支援システムの開発を手掛けている企業です。今回は、統合型校務支援システム「evanix(エヴァニクス)」と、1人1台環境での学びを支える教育クラウドサービス「edu-cube(エデュキューブ)」についてお話を伺いました。

統合型校務支援システム「evanix」

教育クラウドサービス「edu-cube」

「evanix」は、小学校・中学校向けの統合型校務支援システムです。名簿管理をはじめ、出欠席や健康観察、成績処理、通知表作成、指導要録、調査書、保健管理、新体力テスト、学校経営ダッシュボードなど学校運営に必要な機能を幅広く搭載しております。
特に印象的な機能が通知表で、日々の成績入力を通知表へ反映することができるため、教職員の業務負担軽減につながります。また、通知表の様式は学校ごとの運用に合わせて自由にレイアウト作成できるため、それぞれの学校の特色に応じた運用が可能です。その他、Windowsだけでなく、ChromeOSにも対応しています。
evanixについてはこちら | スズキ教育ソフト

教育クラウドサービス「edu-cube」

メディア・リテラシー育成アプリ「ふしぎの世界のリテディア」ストーリー画面

「edu-cube」は、児童・生徒、教職員、保護者、教育委員会をつなぐ教育クラウドサービスです。保護者向け機能としては、欠席連絡や連絡網、アンケートの配信などに対応しています。学校からの連絡だけでなく、教育委員会から保護者へ直接配信することも可能で、保護者の閲覧状況を確認できる点も特徴です。また、児童・生徒の学びを支援する機能も搭載しております。個別最適な学びや協働的な学びを支援するアプリのほか、情報活用能力や論理的思考力を育むアプリも用意しております。例えば、メディア・リテラシー育成アプリでは、児童が自らストーリーを進めていく中で、楽しみながらメディア・リテラシーを身に付けることができます。プログラミング学習アプリでは、学年に応じてプログラミング的思考を段階的に育むことができます。このように、学校・家庭・教育委員会をつなぐだけでなく、児童・生徒の学びを支える学習支援ツールとしても活用できるサービスとなっています。
edu-cubeについてはこちら | スズキ教育ソフト

JR四国ソリューション株式会社

JR四国ソリューション株式会社は、JR四国グループのITを支える企業で、鉄道分野で培った技術とノウハウを活かし、教育・企業・自治体向けの様々なITソリューションを提供しております。今回はGIGAスクール環境に最適な協働学習支援ツールの「コラボノート®EX」についてお話を伺いました。

コラボノート®EX

「コラボノート®EX」は、協働学習から個別学習まで幅広い授業形態に対応した学習支援ツールです。児童・生徒が入力した意見や考えを共有できるだけでなく、AIを活用した分析機能を備えている点が特徴です。
例えば、児童・生徒が入力した意見をAIが自動で読み取り、内容の近い意見ごとにAIが観点を作成して分類する機能や、「積極的・消極的」など設定した2つの観点に沿って
回答をマッピングする機能がございます。

授業や単元の終わりには振り返りアンケートを実施でき、集計結果は即座にグラフ化されます。個人の回答内容も詳細に確認することができるため、教員は学級全体の傾向や児童・生徒一人ひとりの理解度、つまずきの状況を把握しやすく、授業改善や指導方針の検討に役立てることができます。回答内容は通知表作成時の参考情報として活用することもできるそうです。他にも、付箋機能は授業だけでなく、教員同士の協議会や校内研修などでも活用されています。さらに、交流学習にも対応しており、相手校がコラボノート®EXを導入していない場合でも、ホスト校が作成したノートを共有することで交換学習を行うことができます。交流相手は学校に限らず企業なども対象とすることができ、リアルタイムのやり取りに加えて、動画を活用したビデオレター形式の交流なども可能です。キャリア教育や探究学習における協働学習の場を広げるツールとしても活用されています。
コラボノート®EXについてはこちら|JR四国ソリューション株式会社

授業アンケートの結果をグラフで確認!
校務での活用場面も幅広い

テクノホライゾン株式会社

テクノホライゾン株式会社は、「ELMO」ブランドを中心に、実物投影機や電子黒板など教育現場向けICT機器・ソリューションを展開している企業です。ELMO製品は、一斉授業をはじめ、協働学習や個別最適な学び、STEAM教育など多様化する学習スタイルに対応した製品を提供しており、初等教育から高等教育まで幅広く導入されていることが特徴です。それぞれの学習内容や教育段階に応じた柔軟なICT活用を提案しています。

実物投影機「みエルモん」

実物投影機は現場目線で開発されており、自由に動かせるアームとダイヤル式のズーム機能を備えています、授業中でも片手で直感的に操作できるため、教員の操作負担を軽減しながらスムーズな授業進行を支援します。
ズーム機能はレンズによるズームを採用しているため、理科や技術科における観察対象を拡大した際も画質が荒くなりにくく、教科書や教材の細かな部分を鮮明に映し出すことができます。
実物投影機「みエルモん」についてはこちら|テクノホライゾン株式会社

電子黒板「ELMO Board」

今回は75型の大型モデルが展示されていました。近年はタブレット端末の画面や細かな文字を映し出す機会が増えていることから、大画面モデルへのニーズが高まっているとのことです。実物投影機と連携することで撮影した画像をそのまま画面上に表示し、教材として活用することができます。さらに、授業中に作成した板書データをQRコードで共有する機能も搭載しており、進学別講習など複数クラスの合同授業や、学校間で構成されるICT委員会などでの情報共有にも活用できるそうです。
操作面では、本体左側に物理ボタンを配置することでICT機器に不慣れな教員でも迷わず利用できるように配慮されています。ICT機器に不慣れな教員でも操作しやすく、電子黒板の活用を促進する工夫が施されています。
電子黒板「ELMO Board」についてはこちら|テクノホライゾン株式会社

32インチ モバイルディスプレイ「MOMOBo」

MOMOBoは32インチのバッテリー搭載型モバイルディスプレイで、キャスターを搭載しており教室内を自由に移動して活用することができます。
特別支援学級などの少人数での学習や、高校のアクティブラーニングなどで活用されており、グループディスカッションでは班ごとに1台配置して話し合いを行うことで、アイデアや創造性を促進することができます。
また、タッチ操作や画面への直接書き込みに対応しているほか、ミラーリング機能を搭載しており、GIGA端末の画面をケーブルレスで投影することができます。ディスプレイに視線を向けながら学習内容を共有することでより活発な意見交換につながります。
さらに、授業以外にも活用の幅は広く、職員室での情報共有や校内サイネージとしての利用も進んでいます。画面は縦横に回転できるため、用途に応じた柔軟な運用が可能です。
32インチ モバイルディスプレイ「MOMOBo」|テクノホライゾン株式会社

「ELMO」製品の導入後は、児童生徒が端末画面だけでなくディスプレイに視線を向けながら学習することようになり、授業の焦点化につながるほか、教員が児童生徒の反応やつまずきに気付きやすくなるとのことでした。

光村図書出版株式会社

光村図書出版株式会社は1949年創業以来、国語をはじめ、書写、英語、道徳、美術などの教科書を発行している出版社です。近年は教科書と連動したデジタル教科書・デジタル教材の開発にも注力しており、今回は小学校の国語のデジタル教科書についてお話を伺いました。

デジタル教科書(小学校国語)

光村図書の国語のデジタル教科書では、指導者用と学習者用が用意されており、ペンでの書き込みや消去を繰り返し行うことができるため、書き直しが可能で試行錯誤しながら思考を整理できる点が特徴です。また、文字のサイズや行間の変更、音読機能などを搭載しており、児童一人ひとりの学習スタイルに合わせた活用が可能です。
学習者用には「マイ黒板」という機能があり、本文中の文章や画像をタップするだけでマイ黒板に抜き出して整理することができます。一部の教材には筆者のインタビュー動画が収録されており、本文を読む前に筆者の考えや人柄に触れることで、学習内容への興味・関心を高める工夫が施されています。さらにゲーム感覚で学習に取り組むことができる漢字フラッシュ機能は授業冒頭の5分程度で活用されている事例が多いとのことです。
指導者用では、教材を全体で共有しながら授業を進めることができるため、一斉授業における視線の焦点化や理解の促進につながるとのことでした。
デジタル教科書ならではの機能を活用することで、児童が自分の考えを整理しながら学習に取り組めるだけでなく、教材への興味・関心を高めたり、学びを共有したりできる点が印象的でした。
デジタル教科書(小学校国語)についてはこちら|光村図書出版株式会社

マイ黒板
漢字フラッシュ

おわりに

GIGAフェスは北海道のみならず全国の教育ICT推進のために、実践や知見が集まる場所として年々注目を集めており、来年度以降も引続き開催を予定しております。
ご興味のある方はぜひ来年のご参加をお待ちしております。

製品一覧

■株式会社follow
コーディングドローン / コーディングライダー / VINU
■株式会社新学社
SingCBT
まなびボックス+
■スズキ教育ソフト株式会社
evanix
edu-cube
■JR四国ソリューション株式会社
コラボノート®EX
■テクノホライゾン株式会社
実物投影機「みエルモん」
電子黒板「ELMO Board」
32インチ モバイルディスプレイ「MOMOBo」
■光村図書出版株式会社
デジタル教科書(小学校国語)