はじめに

ダイワボウ情報システム株式会社は、STEAM教育の推進、文化・社会貢献活動の一環として、
日本経済新聞社大阪本社主催の『日経STEAMシンポジウム』に特別協賛しています。

日経STEAM WEBサイト

※STEAM教育とはScience、Technology、Engineering、Art、Mathematicsの頭文字を組み合わせた造語であり、
 科学、技術、数学、ものづくりや芸術の領域を重視し、文理を横断した創造的教育の事を指します。

体験コーナーへの参加

ダイワボウ情報システム株式会社 教育ICT推進グループでは、ロボットプログラミング、3Dプリンタ、画像編集ソフトなど、
普段の学校生活では、触れることができない最先端機器の体験コーナーを設営させていただきました。

各製品ごとの体験コーナーで実施した内容や、体験いただいた学生のリアルな感想をご紹介いたします!

ロボットプログラミング体験コーナー

リビングロボット社の「あるくメカトロウィーゴ」とは?

「あるくメカトロウィーゴ」は、手のひらサイズのプログラミングロボットで、歩く・走る・でんぐり返しなど
数百種類の動きが可能です。かわいいデザインと優れた動きで、子どもたちの好奇心や自発的な学習意欲を引き出しています。
従来ならプログラムした結果をパソコンの画面内でしか確認できないのに対し、あるくメカトロウィーゴなら実際に動きだす
ロボットを通して、見て触って確認することができます。社会に実装されている多くのプログラムを実感することができ、
現実社会の問題を創造的に解決するための「STEAM教育」に最適な教材です。

ロボットプログラミング体験コーナー

ロボットプログラミング体験コーナーでは、リビングロボット社の「あるくメカトロウィーゴ」を使って、プログラミングを
体験していただきました。ウィーゴのアクロバットな動きを見て、多くの学生が写真や動画を撮影してくれていました。
サッカーボールを蹴ってゴールさせるためのプログラムの作成や、障害物を回避するにはどのようなプログラムが必要かなど、
自ら課題を設定し、それをクリアするために取り組んでいたところが特に印象的でした。

     ウィーゴの動きのなめらかさや種類の多さに、技術の進歩を実感したなど驚きの声をいただきました。
     また、今回の体験を通じて「ウィーゴを使うとプログラミングを楽しみながらできそう」など、
     学校でももっとプログラミングをやってみたいとコメントくださった学生もいらっしゃいました。

3Dプリンタ体験コーナー

3Dプリンタ、3D-CAD「作ってみよう」とは?

教育課程では『3Dプリンタ』などIT技術を活用した”モノづくり”が重要視されています。
STEAM教育の中での3Dプリンタ・3D-CADを活用したモノづくり活動は、子どもたちの創造力・論理的思考力・問題解決能力を育成し、これからの社会的課題を解決するスキルの育成に有効とされています。
また『作ってみよう』は3D造形物を作成するための日本初の教育用モデリングソフトです。初心者の方でも理解しやすい
簡単な作成画面に加えて、難易度別にドリル学習モードが搭載されているため学習者の理解度に合わせた学習が可能です。

3Dプリンタ体験コーナー

3Dプリンタ体験コーナーでは、Creality-3D社の3Dプリンタを展示し、アバロンテクノロジーズ社のモデリングソフト
『作ってみよう』を使って3Dモデルを作成いただきました。オリジナルのネームプレートを作成し、3Dプリンタで印刷して
お持ち帰りいただきました。※印刷時間の関係で一部の学生に限られます
3Dプリンタが動作しているところを間近で観察したり、3Dプリンタで印刷した物を実際に手にとって触ってみることを
初めて経験した学生は、興味を持たれた様子でとても驚かれていました。


       当日、会場で初めてモデリングソフトを体験した学生の作品を一部ご紹介します。
       最初は難しいと感じたようですが、徐々に操作に慣れると黙々と取り組んでいました。
       初めて操作される学生の皆さんでしたが、集中力と使いこなす力の高さにとても驚かされました。

       ご参加いただいた学生の皆さんから、コメントをいただいております。
      『空間図形が苦手でしたが、作ってみようはわかりやすく、理解しやすかった!』や、
      『3Dプリンタを学校の中でももっと気軽に使いたい!』というお声がありました。
       モデリングを体験いただいた一部の学生からは、『もっと複雑な物を作ってみたい』という
       嬉しいコメントもいただいております。

Adobe ワークショップコーナー

Adobe Express とは?

Adobe Expressとは、「デジタルコンテンツを制作する」ツールです。
特徴としては、1からコンテンツを制作するのではなく豊富なテンプレートなどを利用して”レイアウトを構成”するツール
ということです。豊富な資源の中には、アドビ社が持たれているAdobe Stock という(デザイナー、マーケティング担当者、
クリエーター、映像関係者などが実際に提供している)豊富なテンプレート・写真・フォントなどがあります。
そちらを利用することにより、デジタルコンテンツの制作が初めてという方でも、短時間で高品質なコンテンツ制作が
可能になります。授業の際の子どもたちの発表コンテンツの制作や、誰かに何かを伝えるためのアウトプットツールとして、
とても便利なツールです。

Adobe Express ワークショップコーナー

 Adobe ワークショップコーナーでは、Adobe Expressを利用して、チラシやロゴなどを作成いただきました。
「帰宅部のロゴ」「好きなものを知ってもらうためのInstagram投稿」「スマホケースカバー」「履歴書」など学生の皆さんが
 イメージされるものをAdobe Expressで自由に作成いただき、作成物はQRコードに変換しデータとしてお渡しをしました。

     初めは「何を作ろう...」「イメージが湧かない...」などの不安な声も聞こえましたが、
     実際に操作画面を見ていただくと、たくさんあるテンプレートや写真などの素材にとても感銘を受け
     夢中になって作品の作成を進めていただけました。

     学生の皆さんからは、「楽しかった!」「利用するのが初めてだったけど、操作が分かりやすかった!」
     「今後も使ってみたい!」などの嬉しいお声をいただきました。
     また、「学校でも使えるようになって欲しい」などの要望をお話ししてくださる学生もいらっしゃいました。

おわりに

社会的課題の解決、価値創造するためのツールである最先端技術・ICT機器は、興味・関心を高く持たれる一方で、
自分自身で触れる、使いこなすことに抵抗感を感じる方も多いのではないでしょうか。

実際に体験をしていただいた学生の皆さんにおかれましては、今回の機会から更にSTEAM分野に興味関心を持ち、
社会で活用されている技術や機器に目を向けられるようになるなど、良いきっかけとなりましたら幸いです。

引き続き、ダイワボウ情報システム㈱ 教育ICT推進グループをよろしくお願いいたします!

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