対話が生まれる・考えが深まるICT活用授業の決定版
『できるICT授業』 電子書籍が会員登録いただくと無料でダウンロード可能!

教育現場にデジタル端末やICTを活用した学習サービスが浸透してきた一方で、実際にどのように使いこなせばよいのか、運用面の課題が増えています。

特に、本来のICT導入の目的であった「主体的・対話的で深い学び」の実現につなげきれず、授業準備の負担だけが増大しているという悩みも多く聞かれます。

そんなお悩みを解決するべく、シリーズ7500万部突破の書籍「できる」シリーズにこのたび加わったのが『できるICT授業』。どんな内容になっているのか、その一部をご紹介します。

真の「対話的で深い学び」を実現する授業モデルとは

教科指導においてICTツールは、より効果的に児童生徒の資質や能力を育成し、主体的・対話的で深い学びの実現に役立てるために導入されてきました。

しかし、ICTツールならではの強みを活かした授業を展開するにはどうすべきか、現場の先生方は頭を悩ませ、今もまさに試行錯誤を重ねています。結局「データを入力して終わり」「意見を書き出して終わり」になりがちという声も聞かれます。

そこで本書『できるICT授業』では、一般的なツール「Excel」を用いて、クラス全員すべての児童生徒が他者から刺激を受け、自分の考えをより深める場づくりを実現する授業展開を紹介しています。

授業展開計画のフォーマットから具体的な端末操作手順まで、豊富な図表を用いて丁寧に解説しており、「真似するだけ」であらゆる学年・科目の授業に取り入れることができるようになっています。

特殊なツールなし:表計算で活用されてきた「Excel」を利用!
準備の手間なし・難しい設定なし:準備するのは名簿ファイルのみ。難しい設定はなく、授業の構成案まで書籍内で細かく紹介!

『できるICT授業』で紹介されている国語のモデル授業では、教師が指定した場面の物語を読み、教師の発問に対して児童生徒が自分の考えをパソコン・タブレットに書き出すところから始まります。しかし、ここまでであれば紙のワークシートに書き出すのと何ら変わりません。ICTを用いて「対話的で深い学び」を実現するためには、この後につづく「友だちの書いた考えを吟味」して、「自分の考えをより良いものに修正する」ステップが重要なのです。

本書ではMicrosoft Teams for Education(以下Teams)を用いて、事前に名簿ファイルを準備して教師が開くだけで、児童生徒が同時に自分の考えを書き込むことができ、リアルタイムで全員の書き込みをお互いに見られる環境をつくる方法を紹介しています。こうすることでクラス全員が授業に「参加」している状態になり、積極的に発言する児童生徒だけに限らず、全員が均等に「自分の考えを披露する」「他者の考えから刺激を得る」機会を得ることができるのです。

モデル授業では、友だちの考えを読み、自分の考えをより良いものにして書き、それを再度共有するという展開をしていきます。影響を及ぼし合う中で他者への敬意や自己肯定感が育まれ、教師がいわゆる「まとめ」をしなくても、対話する中でおのずと「まとめ」に匹敵する学びに到達できるといいます。

事例:教師の指示や誘導によらず、児童相互で学習が深まる授業

『できるICT授業』の中では、実際の授業展開事例がいくつか紹介されていますが、そのうちの一つが東京都の公立小学校の事例です。この事例では4年生の児童を対象に「ごんぎつね」を素材とした国語科の授業が展開され、Excelの同時編集機能を用いた自分の考えの発表、友だちの考えの吟味、自分の考えの改善と再共有が行われています。

授業に参加した児童の声:「他の友だちの考えを参考にして自分の考えを変えていくという流れはとても参加しやすかった」
担当教諭の声:「教師の指示や誘導によらず、児童同士で学習の深化が見られる授業展開だと感じました。児童は『みんなで高め合いたい』という気持ちを持っているのだと改めて感じました。

Microsoft 365 Educationで実現する「未来の教室」

このような「対話的で深い学び」を実現する強力なサポートツールが「Microsoft 365 Education」。Microsoft 365 Educationは、Officeアプリ、クラウドストレージ、Teams for Educationなど、教育現場に必要なツールがセットになったクラウドサービスです。

Teams一つとっても、①クラスへの教材や資料の配布、②課題の提示や提出状況の管理、評価、③教職員間や保護者との情報共有など、授業の実施やクラス運営のための便利な機能が多数備わっています。それに加え、1TBの大容量クラウドストレージ、最新のWindows OSやOffice アプリ、セキュリティ機能などが利用できるとあり、まさに「教育現場を支えるトータルパッケージ」になっています。

Windows OSは、大学生・社会人に広く普及しており、児童生徒にとってExcelやPowerPointといったOfficeアプリを使いこなすスキルは将来的に必須です。Microsoft 365 EducationでWindows OSやOfficeアプリに慣れ親しむことが、自然と将来役立つスキルを身につけることにもつながります。

会員登録で『できるICT授業』無料で書籍データをプレゼント!

できるICT授業

会員登録いただくと『できるICT授業』無料で書籍データのダウンロードをしていただけます!
※ファイルサイズ約33.2MB

豊富な事例でICT活用をナビゲートする書籍『できるICT授業』を今なら当サイト会員登録いただくと無料でデータダウンロードが可能です。

できるICT授業 (PDF 33.2 MB)