単元について

単元の概要 単元のねらい
学年・教科 小学校6年 理科
  • いろいろな水溶液の性質や金属の状態変化に興味・関心をもって追究 しようとする態度を養う。
  • 水溶液の性質について推論、検証し、その結果を理解する能力を育てる。
  • 水溶液の性質や働きについての見方や考え方をもつことができるようにする。
単元名 水溶液の性質
主に活用したICT機器等 大型テレビ
タブレットPC
主に活用したアプリケーション等

キューブきっず4(キューブカルク)

授業実践事例

●授業の目標
鉄やアルミニウムを溶かした液を蒸発させ、蒸発皿に残った物の性質を調べることで、水溶液には、金属を変化させるものがあることを理解する。

  授業の流れ 指導のポイント(ICT活用ポイント含む)
導入5分

1.前時までの学習内容をふりかえり、本時の課題を確認する
「塩酸に溶けた鉄やアルミニウムは、どうなったのだろうか」
2.前時に立てた実験の予想を確認する
3.実験方法、手順、安全対策を確認する

3つの班が鉄、他の3つの班がアルミニウムについて実験することや、ペアになってタブレットPCで表にまとめたり、動画や静止画を撮影したりすることを確認する
展開27分

1.実験を行う(班活動)

タブレットPCのカメラ機能を使って実験の様子を撮影、記録する

蒸発皿に残ったものと元の金属の色や性質などを比較させ、元の金属とは違うことに気づかせる

2.実験結果をまとめる(ペア活動)
3.班内で結果について発表し合う(ペア活動)
4.実験結果を学級全体に発表する(ペア活動)

!キューブカルク活用ポイント

・表を作って実験結果を整理させ、違いを比較できるようにまとめる

ジグソー学習の手法を用いて、班内で鉄とアルミニウムの実験結果を発表し合う

班内で、発表するペアと、付け加えや質問をするペアに分かれて役割分担させる

大型テレビ2台を使い、鉄とアルミニウム、どちらの結果も見ることができるようにする

まとめ13分 1.本時の学習をまとめる
「実験結果からどのようなことがわかるか」
2.次時の学習について話し合う

他の班の発表内容を参考にしたり、学習課題と照らし合わせたりしながら、分かったことを考えさせ、本時のめあてである「水溶液には、金属を変化させるものがあること」を理解させる

次時の実験内容を告げ、学習意欲を高める

タブレットPCのカメラ機能で撮影した動画で比較ポイントを分析する!

撮影した動画で実験の様子を何度もくりかえし観察できることで、児童自らが実験前と実験後の物質の状態変化の比較のポイントを発見、分析することができます。

!キューブカルク活用ポイント

実験結果を“表”にまとめさせることで、情報整理の思考を支援する!

実験結果から気づいたこと、わかったことなど、複数の情報をキューブカルクを活用して表にまとめる過程の中で、個で深めた理解を整理するとともに、情報を分類したり、まとめたりする力を養います。

!キューブカルク活用ポイント

“表”を活用した比較手法を使って論理的思考を活性化させる!

実験の予想と結果、物質の違いによる状態変化について、表や動画、静止画という根拠を用いて発表することで、論理的な思考が活性化し、言語活動が充実します。また聞いている児童にとっても、表を見ることで、自分たちの実験結果との比較がしやすくなり、学びの深化につながります。

実践授業で活用した製品情報

「伝える」「つくる」「つながる」 3つの力を育てる小学校向け教育用総合ソフト『キューブきっず4』

「情報教育の充実」と「言語活動の充実」をコンセプトに、低学年で慣れ親しむことから、高学年での本格的な情報活用まで、必要なときに必要なアプリケーションやコンテンツを活用できる教育用総合ソフトです。

開発・販売元:スズキ教育ソフト株式会社

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