単元について

単元の概要 単元のねらい
学年・教科 小学校4年 理科

温度による空気の体積の変化を、興味・関心をもって追究する活動を通して、温度の変化と空気・水・金属の体積の変化とを関係づける能力を育てるとともに、空気・水・金属は、温度によって体積が変化し、空気・水・金属の体積の変化の大きさは違うという考えをもつことができるようにする。

単元名 ものの温度と体積
主に活用したICT機器等 電子黒板
実物投影機
タブレットPC
主に活用したアプリケーション等 ジャストスマイル
NHK理科教材動画集

授業実践事例

●授業の目標
空気を閉じ込めた容器を温めると、なぜ栓が飛び出すかを考え図で表現することができ、そのことを確かめる実験方法を考えることができる。

  授業の流れ 指導のポイント(ICT活用ポイント含む)
導入8分

1.前時までの学習をふりかえる
2.本時の課題と関連した演示実験をおこなう
「なぜ、栓が飛び出したのだろう」

・丸底フラスコを温めて栓を飛ばす演示実験を行って興味を喚起し、追求していきたいという意欲を喚起する
展開30分

1.本時の課題を提示する

「栓が飛び出した理由を考え、そのことを確かめる実験方法を考えよう」

 

2.栓が飛び出した理由を予想する

・個人で予想する

・ペアで意見を交流する

 

 

 

 

 

3.予想を確かめる実験方法を考える

・個人で予想する

・ペアで意見を交流する

 

 

4.クラス全体で考えを交流してまとめる

<児童のまとめ(例)>
・栓が飛び出したのは、空気を温めると空気の体積が大きくなったからだと予想した。

・丸底フラスコの口を下や横に向けて温める実験をして、栓が下や横にも飛び出せば、予想を確かめることができると考えた。

 

 

 

・自分の予想を図や記号を用いて表現させる

タブレットPC活用ポイント

・栓が飛び出す理由を考え、タブレットPCに自分の考えを書く

電子黒板活用ポイント

・ペアで交流したことをタブレットPCに書かせ、電子黒板に提示して説明させる

・空気の体積が大きくなったことを視覚で確認できる方法を考えさせる
・空気が上に上がっているのであれば、栓が下や横には飛びださないことを確かめる必要があることに気づかせる

 

 

 

 

<まとめのポイント>

・空気を閉じ込めた容器を温めると、なぜ栓が飛び出すかを考え、図で表現する
・そのことを確かめる実験方法を考えている

まとめ7分 1.本時のふりかえりを行う
2.次時は実験で確かめることを伝える
・次時の実験への見通しをもたせる

タブレットPC活用ポイント

タブレットPCで意欲を高め、毎時の学習内容を蓄積

丸底フラスコを温めると栓が飛び出す理由を考え、目に見えない空気の動きについて自分の考えをタブレットPCに書きます。タブレットPCを活用することで学習意欲が高まり、さらに毎時間の自分の考えをタブレットPCに蓄積することで、次時の学習のヒントにすることができます。

電子黒板活用ポイント

学級全体で考えを即時共有!学び合いを強力サポート

考えがまとまらない児童の参考となるように、全児童の考えを電子黒板に提示しています。ヒントを得るだけでなく、自分の考えとの類似点や相違点に注目し、比較検討することにより、考えを深めることができます。

電子黒板を活用して、意欲的に考えを表現

タブレットPCに書いた自分の考えを電子黒板に投影し、説明しています。自分の考えを表現することに積極的でない児童も、電子黒板に提示することが発表への動機付けとなり、意欲的に自分の考えを表現することができます。