提案ノウハウ

導入フェーズ教育ICT転換期

教育タブレット活用促進のために販売店がすべきこと
~教育ICT研修編~

2019.07.25

1人1台の教育タブレットの導入が困難な昨今、その原因のひとつに「21世紀型スキル」を身に着けるために教育タブレットを活用しなければならないといった教員の負担感があります。今回はその課題と、販売店が提供できるサポート体制とは何かご紹介します。

教育タブレットは追加発注がされづらい!?

全国の各地方自治体は、教育ICT機器導入の推進をする中、タブレット端末は1人1台の導入・活用を目標としています。しかし、1人1台までに至らない学校が多いのが現状です。マイクロソフト社が自治体に向けて行った調査(教育ICTリサーチ2018)によると、「1人1台端末ステージ」は1%と低い数値を示しています。また、3年以内に1人1台端末ステージに移行する目標についての調査でも、たったの6%の自治体しか検討していないことがわかりました。同調査を行った2016年と比較すると、「共有端末ステージ」の自治体は10ポイントの増加に対し、「1人1台端末ステージ」の自治体はわずか1ポイントの増加にとどまっています。
ここから分かることは、共有端末としてタブレットを導入しても、1人1台に端末を増やす検討をする自治体は少なく、販売店にとっては導入後の追加発注が困難を極めるということがわかります。
また、販売店様は特に「なぜタブレットの追加発注がないのだろう…」と疑問に思うことはありませんか?
そこで今回、なぜ教育用タブレット端末を1人1台に増やすことが困難なのか、『タブレットを活用した授業』にフォーカスして現場のホンネを抽出していきます。

教育現場でタブレットが導入されても活用しきれない理由

現場の多くの教員が抱えているホンネとして「タブレットを活用した授業構築は難しい」といったネガティブなイメージがあります。そこで各地方自治体の教育委員会・学校教育課はこの、“ネガティブなイメージを払拭すること”がまず第一のミッションとなっているのです。
では、そもそも教員はなぜ「タブレットを活用した授業構築は難しい」と考えているのでしょうか。タブレット活用を促進させ、販売数を増やすことがミッションの販売店は、その真意を掴む必要があります。
 

教育ICT機器は「21世紀型スキルを育む」ための手段

そもそも、教育ICTの導入・活用が促進されている背景には、「21世紀型スキル」を育むための手段としてICT機器活用が必要とされている前提があります。
この「21世紀型スキル」とは、グローバル化やICT(情報通信技術)化が今後いっそう進むことを見すえ、これからのグローバル社会を⽣き抜くために求められる一般的な能力を指しています。批判的思考力、問題解決能力、コミュニケーション能力、コラボレーション能力、情報リテラシーなど、次代を担う 人材が身に着けるべきスキルを規定したもので、各国政府も知識重視の伝統的な教育から、21 世紀型スキルを養い伸ばす教育への転換に取り組み始めています。 中央教育審議会の訊問の中でも、21世紀型スキルが備わった子どもたちを育むためには、他者と協働して問題を解決するアクティブ・ラーニングやそのための指導方法の充実が必要と言われており、教員はこれまで以上に授業の中でグループワーク、協働学習、そしてアクティブ・ラーニングを取り入れていくことが求められています。
以上のことから、児童・生徒の21世紀型スキルを育むためにはICT機器を活用しアクティブ・ラーニングを実践しなければならないといった義務感が、授業構築の難しいネガティブイメージを抱くひとつの要因となっています。

教育ICT機器の活用は「21世紀型スキルを育む」ための手段

そもそも、教育ICTの導入が促進されている背景には、「21世紀型スキル」を育むための手段としてICT機器活用が必要とされている前提があります。
この「21世紀型スキル」とは、グローバル化やICT(情報通信技術)化が今後いっそう進むことを見すえ、これからのグローバル社会を⽣き抜くために求められる一般的な能力を指しています。批判的思考力、問題解決能力、コミュニケーション能力、コラボレーション能力、情報リテラシーなど、次代を担う人材が身に着けるべきスキルを規定したもので、各国政府も知識重視の伝統的な教育から21 世紀型スキルを養い伸ばす教育への転換に取り組み始めています。中央教育審議会の訊問の中でも、21世紀型スキルが備わった子どもたちを育むためには、他者と協働して問題を解決するアクティブ・ラーニングやそのための指導方法の充実が必要と言われており、教員はこれまで以上に授業の中でグループワーク、協働学習、そしてアクティブ・ラーニングを取り入れていくことが求められています。
以上のことから、児童・生徒の21世紀型スキルを育むためにはICT機器を活用しアクティブ・ラーニングを実践しなければならないといった義務感が、授業構築の難しいネガティブイメージを抱くひとつの要因となっています。

現場は21世紀型スキルを育む授業デザインに苦戦

21世紀を生きる児童・生徒が身につけるべきスキルとして、基礎的なICT機器の活用能力やコミュニケーション能力が必要とうたわれていますが、現場は「今進めている学習内容の中で、21世紀スキルを身に着けるICT活用の具体的な実践方法が分からない」のがホンネです。既存の学習内容を踏まえたICT活用法を実践ベースに落とし込んだマニュアルもありません。そのため、各自治体や教育委員会、各学校では、教員向けにICT研修などが行われていますが、それだけではスキルアップや知識の習得が難しいという声も多いです。それゆえ、現在のICT教育は、各教員のICTリテラシーやスキルに一任されているのが現状です。こうしてICT機器、教育タブレットを活用した授業の考案をすること自体、相当な重責に感じている教員が多いため、ネガティブなイメージが先行し、タブレットの活用促進がスムーズにいかない要因となっているのです。

「実践ベースでICT機器を活用した授業の研修」が必要に

そこで教育ICT機器・タブレットの導入を勧める際、販売店に求められることは、「実践ベースでICT機器を活用した授業の研修」を定期的に提供することが必要であり、現場の教員・各地方自治体担当者の求めているものです。
例えばどのような授業研究が必要とされているのでしょうか。
 ・必要なのは教育ICT活用の勘所を押さえる研修
タブレットを授業で使うことになれば、操作方法などの基本的な知識が必要になるのはもちろん、なにより重要になってくるのは、教科や授業のねらいに対して効果的なICTの活用です。また、現場の教員にとっての命題でもあります。そのため「教育タブレットを授業でどのように活用すれば良いか、ここで活用べきかそれとも今まで通り紙の方がいいのか迷った際は、『~しやすい』かを、選ぶことがポイントであることを明示する必要があります。『わかりやすい』『見せやすい』『共有しやすい』など、『~しやすい』になっていたら、教育タブレットを使う。といった場面ごとのケーススタディ形式で研修を行うなど教育ICT活用の勘所を押さえる研修が重要です。

① 生徒の興味関心を高めるための勘所

例えば、授業の導入課題として、「授業の導入で生徒の興味関心を高める」ために、授業の導入の時間は長くて10分以内と言われているのに対し、どうしても生徒の興味を惹こうと長々と説明してしまう傾向にあります。その課題を解決すべく、テンポよく教材をみせるために「教育タブレットの活用」が効果的であり、そこで実際の活用事例を紹介する。といった流れで研修を行うことで、無理にタブレットを使うのではなく、必要なタイミングで有効活用できることを認識できるだけで、教員のネガティブイメージをおおいに払拭することができます。

② アクティブ・ラーニングでの教育ICT活用の勘所

また、アクティブ・ラーニングを行う際は、まず個人では、情報収集ツールとしてタブレットを活用し、自分の考えを学習シート(紙)にまとめ、グループで意見を出し合い、意見をまとめる際はホワイトボードに記入する。といった事例を紹介すれば、ICTの使いどころが分からなかった教員にとって、『ここでは紙をつかっていいんだ』といったように、ICT機器を手段としてとらえられるようになり、活用のハードルを大いに下げることができます。

このような勘所を押さえるケーススタディを積み重ねることで、教員にとって教育ICT(タブレット)活用のネガティブイメージを払拭、活用促進することができます。
しかし単に研修といっても、メニューの開発はノウハウと膨大な労力が必要なため、内容が古くなっていたり、実際の教育現場では則していなかったりするものもあります。それらを販売店が準備・提供するためには知見やノウハウを知るための情報収集も必要となり、現実的に困難を極めます。

そこでダイワボウ情報システムの研修では、教育ICTをどのように授業に活用するか、授業デザインを学べる研修内容に力を入れています。
DISの研修は実証研究を踏まえて開発されたメニューがあり、実証研究校で実践された授業例などを活用して研修メニューがあります。さらに「授業デザイン力強化メニュー」があり、「21世紀スキルを育む授業デザイン研修」も用意しております。具体的な実践事例を踏まえた研修を提供し、教育タブレットの活用促進をさせたいとお考えの販売店様は、ぜひ一度こちらにご相談ください 。

関連する教育ICTソリューションのご紹介

教員向け研修サービス

学校現場に求められているのは、これまでのように単一のスキル育成を目標とした研修ではなく、教員に求められるスキルを複合的に育成することを目指した研修です。文教専任者を抱え教育現場の知見を豊富に有するDISは、子どもたちに身につけさせるべき資質・能力とその育成のための効果的な学び方を網羅した教員向け研修サービスをご用意しています。

カタログダウンロード