提案ノウハウ

導入フェーズ教育ICT未導入期

機器導入を進める教育委員会が必要とする「教育ICT活用研修」とは

2020.06.15

GIGAスクール構想の進展により、全国で1人1台のタブレット端末導入に向けて熱を帯びてきました。一方、教育現場ではICT機器の使い方に不安を覚える教員が数多くおり、受け入れ態勢が整っていない教育委員会もおられます。今回の記事では、タブレット導入を推進する上で不可欠であり、教育委員会から求められている「ICT機器活用研修」をご紹介します。

導入が急務に関わらず「提案が通りづらい…」その要因とは

タブレット端末などの教育ICT機器の導入を教育委員会に推奨したとしても、教育現場の受け入れ環境が整っていないため、教育ICT機器導入が拒否されるケースも多くあります。

とりわけ、これから導入を急ぐ教育委員会は、「教育現場において活用ノウハウがないから導入が進まない」や「準備に時間がかかるといった教員の嫌悪感」などの問題に、頭を悩ませています。

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ICT機器の活用を促進させる環境を整えるのが困難な理由

そもそも教育現場において、教育ICT機器の活用がなされていない理由としては

「研修機会の創出が困難」「受講者が少ない」
といった2つが挙げられます。

・授業で教育ICT機器を活用するための機会創出が困難

教育現場でタブレット端末を活用してもらえるよう全国の教育委員会が動き出していますが、教員が教育ICT機器を活用した授業を実施できるための研修の機会が乏しい現実にあります。

2016年に富士通総研が実施した「教育の情報化に関する取組・意向等の実態調査 」では、全国739箇所の自治体および教育委員会に対して、ICTを活用した授業実践の促進に向けて実施中の支援内容に関するアンケート調査が実施されました。

「授業でのICT機器活用に関する研修の実施状況」の質問に、全体の39.2%の教育委員会のみが「実施している」と回答しており、6割以上の教育委員会が未実施という結果となりました。

ICT機器を授業で活用するための研修を実施していないと答えた教育委員会の内、全体の3割が検討中と回答していますが、これらの研修に対して模索状態ということがわかります。

※参考:「教育の情報化に関する取組・意向等の実態調査」
    (最終閲覧日:2020年5月21日)

・教育 ICT活用指導力を養う研修の受講者数が少ない

全国各地の教育委員会がICT機器を活用した授業を実施するための研修を模索している中、これらの研修を受講できていない教員も数多く存在します。

文部科学省が実施した「平成30年度学校における教育の情報化の実態等に関する調査結果」では、教員76万人以上を対象に「ICT機器を授業で活用するための研修を受講した割合」が算出されました。

結果として、ICT活用指導力を養うための研修に全体の47.1%しか受講できておらず、依然として半数以上の教員がICT機器を授業で活用するための機会に接していない現実にあります。

※参考:「平成30年度学校における教育の情報化の実態等に関する調査結果(概要)」
    (最終閲覧日:2020年5月21日)

・いかに苦手意識を持つ教育現場の悩みを解消するかが課題に!

教育現場でICT機器の使用に不安を抱えている教員が多い中、タブレット端末導入に向けた環境構築を模索中の教育委員会にとって、ICT機器の活用に苦手意識を持った教員の悩みを払しょくすることは喫緊の課題です。

とりわけ、タブレット端末を始めとしたICT機器を活用できていない教育現場では、教員がICT機器の使い方を理解しきれていない現状にあります。

そのため、ICT機器の活用方法を学ぶ機会がない環境下の教員は、教育ICT機器を活用すること自体にハードルを感じ、これまで通りの黒板とチョークだけの授業にならざるを得ません。

だからこそ、タブレット端末を新たに教育現場で導入する際に、教育現場で教員が教育ICT機器を活用できる学びの環境を整えることが必要です。

教育ICT機器の推奨だけでなく、継続的に活用できる研修がカギとなる

ICT機器に対する苦手意識の高い教員にとって、タブレット端末の使い方を把握することこそが第一のステップであり、教育ICT機器の導入に向けた関門となります。

まず電源の入れ方やケーブルの挿す場所など写真やイラストを用いて、教育ICT機器を利用したことのない教員にも分かりやすく丁寧にレクチャーすることが重要です。

また、教育ICT機器に馴染みのない教員の不安や悩みを払しょくするために、「どの学習場面でタブレット端末を使用するべきか」や「使用することのできる機能の紹介」など、教育ICT機器を活用するためのポイントを押さえていく必要があります。

※参考:「先生の疑問や不安を取り除きながら、ICT環境の整備を進めていく」
    (最終閲覧日:2020年5月21日)

・授業で活用できる教育ICT機器の操作習得研修

教育ICT 機器の活用に苦手意識を持つ層にとって、タブレットを始めとした教育ICT機器の操作方法習得は避けては通れない課題です。たとえ教師用の教育用端末があったとしても、そもそも教員自らが教育ICT機器を使いこなせる環境を生み出せないと受け入れられません。

GIGAスクール構想において、タブレット端末を活用した授業を実戦投入するためにも、教員が教育ICT機器の操作を理解した上で授業中に活用できるようになる状態こそが理想です。

そのため、教育ICT機器の導入に悩んでおられる教育委員会は、使いやすく安全なタブレット端末の推奨だけでなく、ICT 機器の活用に苦手意識を持つ教員が操作方法を習得できる環境も同時に求められています。

導入を急いでいる教育委員会におすすめすべきなのは「活用サポート」

教育現場でICT機器の受け入れ環境が整っておらず、タブレット端末導入に向けて頭を抱えておられる教育委員会には、教育ICT機器の「導入・設置・運用・管理・保守」をワンストップでサポートができる「文教(K-12)向けサービス&サポート」があります。

文教(K-12)向けサービス&サポートでは、タブレット知識・操作方法研修など、ICT機器の使用に苦手意識を持たれている教育現場にも対応した運用支援が実現でき、DISでは初めての導入でも安心してお任せいただけるサポート体制をご用意しております。

活用環境を整えたいものの、教員の苦手意識がハードルとなり活用が進まない教育委員会や学校をご担当されている販売店様は、是非ご覧いただきご提案時にご活用ください。

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