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導入フェーズ

GIGAスクール構想で教員ICTスキル格差是正に待ったなし!
今後求められる最適な研修のカタチとは

2020.01.24

昨年、文部科学省が発表したGIGAスクール構想では、教育のICT化を「全国で格差なく実現」することが目標として掲げられています。しかし、実際には「いざタブレットを導入したものの、どう使えばいいか分からない」という現場の声も散見されます。教員のICTスキル格差がボトルネックとなっていることも事実でしょう。今回は、スキル格差是正のために最適な研修のカタチをご案内します。

令和元年に始まったGIGAスクール構想とは

昨年、文部科学省が発表した「GIGAスクール構想」をご存じでしょうか。簡潔に説明すると、「1人1台の端末、及び高速大容量の通信ネットワークを整備し、公正に個別最適化された学びを学校現場で実現させる」ための構想です。

教育現場をICT化することの重要性は、以前より長らく叫ばれていました。しかし実態として、ICT環境の整備状況は自治体間で差があります。もしもこのまま差が広がれば、地域によって教育内容に差が生じる「地域間格差」につながる恐れもあります。そこで、文部科学省は「令和時代のスタンダードな学校像」として全国一律のICT環境整備を進めるために、GIGAスクール構想を打ち出した形です。

実現のための項目としては、次の5点が挙げられています。

①環境整備の標準仕様例示と調達改革

「ICT化を進めたいものの、何を用意すればいいか分からない」という自治体のために、学習者用端末および校内LAN整備の標準仕様を例示しています。また、それらの標準仕様書を基に、都道府県レベルでの共同調達推進を掲げています。

②クラウド活用前提のセキュリティガイドライン公表

クラウドサービスは利便性が高い一方で、セキュリティへの不安を抱く学校が多いことも事実です。こういった状況を踏まえて、クラウド活用前提のセキュリティガイドラインが公表されました。クラウドの安全な活用を支援し、利用を促す形です。

③学校ICT利活用ノウハウ集公表

「端末や回線を用意したものの、どう使えばいいか分からない」という教育現場も多いといえます。そこで、利活用のための情報をまとめた「教育の情報化に関する手引き」を公表することで、全ての教職員がすぐにICTを授業に取り入れられるような環境づくりを目指す、としています。

④関係省庁の施策との連携

文部科学省の取り組みだけでなく、総務省や経済産業省との連携が掲げられています。これによって、敷地内で高速通信を可能にするローカル5Gの活用や、EducationとTechnologyを組み合わせたEdTech導入実証事業など、さまざまな相乗効果が期待されます。

⑤民間企業等からの支援協力募集

将来のICT社会を生きる子供達に向けた社会貢献として、民間企業等からあらゆる協力を募ります。例えば、校内LANの通信環境や学習用端末の提供など、民間の外部支援によって導入・利活用を加速します。

教育委員会にとってICT活用スキル格差是正が喫緊の課題に

学校のICT環境整備を巡っては、安倍首相が「パソコンが1人あたり1台となることが当然だ、ということを国家意思として明確に示すことが重要」と発言しました。文部科学省もGIGAスクールネットワーク構想に375億円を要求し、予算確保を進めています。

一方で、各地域の教育委員会によってICT活用スキルには差があり、「確保した予算をどのように現場に落とし込むか」といった課題が残っています。教育の地域間格差を生まないために、ICT活用スキルの格差是正は喫緊の課題となっています。



学校の導入フェーズに合わせた研修の提案が重要に

確保した予算を無駄にしないためには、教育現場のICT活用スキルの底上げを図る必要があります。また、現状のスキルレベルは学校によってもばらつきがあるため、それぞれにカスタマイズした内容でトレーニングを実施することが重要です。

現場で働く先生方にとって意味のある研修にするためには、次の点を押さえることが必要です。

【導入初期】機器の基本的な使い方とサポート体制の強化

先生の中には、そもそもIT機器に苦手意識を持っている方も多いといえます。そこで、導入初期フェーズでは、「基本的なICT機器の操作方法」に始まり、初歩的な活用方法をレクチャーすることで抵抗感をなくすことが重要です。

立ち上がりがうまくいかないと、その後の発展も見込めません。だからこそ、導入直後から定着までの一連のプロセスが成否を分かつ鍵となります。これはつまり、「機器を販売して終わり」ではなく、「導入後のサポートできるか否か」がポイントになることを意味しています。


【ICT活用期】21世紀型スキルを育むための具体的な授業設計研修

次のフェーズは、「ICT活用期」です。教育のICT化とは「紙と鉛筆をタブレット端末に置き換える」ことではありません。ICTを活用することの本質は、「授業のデザインそのものを変革する」ことにあります。

例えば、創造力・問題解決力・分析力・コミュニケーション力を育むための手段として、「アクティブ・ラーニング」に注目が集まっています。これらは、ICT機器を用いた学習との相性が良いことが知られています。子どもたちはタブレット端末を活用することで、「分からないことを調べる」「グループ内で情報をやり取りする」「プレゼンテーションで自分の考えを伝える」など能動的な学習が可能となるのです。

こういった背景を踏まえると、ICT活用フェーズでは、ICT機器とアクティブ・ラーニングを結びつけるための「授業設計」を考えることが必要とわかります。「紙と鉛筆」を使った授業と、「ICT機器」を使った授業では、授業のデザインがそもそも異なるはず。だからこそ、授業設計研修においては、先生方の負担を減らすために「どのような授業をデザインすべきか」を学ぶことが求められるのです。



このような前提を踏まえて、ダイワボウ情報システムでは、今回ご紹介したような「導入フェーズに合わせた」研修の提案を行っています。

例えば、導入初期では「Windows10」「iPad」「Chromebook」、それぞれのOSごとに基本的な操作方法をご紹介。また、活用事例の紹介を含めて、オリジナル教材を使用して研修を行っています。

その上で、ICT活用期では「ICTをどのように授業に取り入れるか」というように、授業デザインを学べる研修を提供しています。例えば、既に「ICTを活用したアクティブ・ラーニング」を実践されている先生を講師としてお招きし、「明日からの授業に実践できるノウハウ」の紹介を実施。また、ワークショップを通して「スキルを育成する授業の特徴はなにか」など、授業設計のためのヒントを得る場を提供しています。

ICTをより効果的に活用していくためには、教員のICT活用スキルの向上が不可欠です。是非、ダイワボウ情報システムの「教員向け研修サービス」をご活用ください。


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