教育タブレット

導入フェーズ教育ICT転換期

本当によくある教育現場・学校のタブレット導入・活用失敗事例

2019.10.23

タブレット端末の教育現場への活用事例が続々と増える中、「タブレット導入にまつわる様々な失敗」を耳にするようになりました。然るべき手順や準備を怠ると、思わぬ形でトラブルが起こり、結果として子どもたちの教育にも悪影響を及ぼしかねません。では、どのような観点からタブレット導入の失敗を回避すればよいのか、実際の事例を踏まえて考えていきましょう。

教育タブレットを強制的に導入させている!?

最初にご紹介するのは、生徒へのタブレット購入を事実上強制させる、といった事態から発展したトラブルです。

某公立校では、新入生全員にタブレットを購入させ、ICT教育を急進させていました。しかし実態としては、準備・検証不足といわざるを得ない形となっており、現場のトラブルが頻発していたのです。

この問題は、同校の新入生が助成金も活用しつつ、一部自己(保護者)負担でタブレットを購入するところから始まります。そして、いざ購入して授業で活用しようとしても、「教材がインストールできない」「ネットワークに接続できない」という初歩的な問題に直面したといいます。この公立校では、教育委員会が業務委託契約を結ぶ業者から機器の購入、サポートを受けていました。導入後の問い合わせサポートも同様の業者に対して委託していたものの、その対応は極めてずさんなものでした。問い合わせの完了率が毎月80%を下回り、毎月対応の積み残しが重なっていったのです。結果、ICTの授業は進行を妨げられ、生徒の教育機会と教育費用は無駄になりました。

この問題の背景にあるのは、教育現場の受け入れ態勢や業者のサポート体制を鑑みず、タブレットの導入を急いでしまうことにあるといっても過言ではないでしょう。このように、タブレット端末は導入後の運用のあり方が大きな比重を占めることを忘れてはいけません。

タブレット導入によって失敗した教育現場の事例

続いて、タブレットの導入にまつわる2つのケースを見てみましょう。

事例① 「準備不足から起こる機材トラブル」

某小学校では、生徒1人に対して1台のタブレット端末を配布し、新たにICT教育をスタートしようとしていました。しかし、実証実験の段階では順調に事が進んでいたものの、本運用に入ると新たな問題が続出したといいます。特に、複数台の端末を一斉に無線LANに接続する際のトラブルが多かったとされており、「サーバー上から小テストやアンケートをダウンロードできない」という不具合が目立っていました。他にも、「正常に起動できない」「充電ができない」「音が出ない」といった初期不良も目立っており、約1割の端末が不良品であったとされています。

この問題の背景にあったと考えられるのが、タブレット端末の「現場運用を想定した準備の不足」です。タブレット端末のハードウェア、無線LAN環境は利用規模や台数が増えるほどトラブルの可能性が大きくなります。また、一定以上の利用期間を超えると端末自体も消耗する上、アップデートしたOSとの併用なども考えられるため、事前準備の重要性は徐々に高まっていくのです。

事例② 「自治体の対応遅れ」

自治体としてICT教育を支援する取り組みにも、課題が見られます。某都道府県で生徒に対してICT教育の満足度調査を行ったところ「概ね満足」という結果が得られた一方で、教職員からは疑問の声が挙がりました。このような満足度調査では「何に満足なのか」といった観点が抜け落ちていることから、その現場には潜在的な課題が存在していると考えられたのです。

一方で、某自治体がICT教育を推進する公立校の教職員に対して、利活用状況の調査や意識調査を行ったところ、やはり「無線LAN」や「学習用端末」に関する課題が多く挙げられたといいます。しかしそれ以上に、「どういう授業デザインをするか」「事前にどのような研修を受ければよいのか」という点を課題視する声も挙がっているようです。

つまり、ICT教育を推進するためには、「機器の使い方やWi-Fi対応」のみならず、ICT時代に対応した授業設計や実践教育のあり方を検討する必要があると解釈できるでしょう。このような検討を行うために十分な時間を確保するためにも、タブレット端末のトラブル解消などにかかる労力や時間は、可能な限り最小化させ、上記のような多様なニーズに応えられる体制を整える必要がありますが、実際問題自治体に求めることは限界があります。

学校環境に合わせたタブレット提案が重要

本来、ICT教育に期待されているのは、教育品質の向上と、教育現場の効率性向上の両立です。加えて、高い製品品質とサービス品質を実現できれば、その販売店にもメリットがあり、ICT教育をあるべき姿へと導くことができるはずなのです。学校のインフラ環境や生徒数を考慮したタブレットを導入すれば、次のようなメリットが期待できます。

学校側のメリット

・最新の教材を活用し、より質の高い授業を実現できる
・紙を配布する手間を省き、効率的に授業を進行できる

販売店のメリット

・サポート体制を整えることで、高い満足度が得られる
・新たな収益機会を増やすことができる
(例:学校の導入環境を加味しながらの教員サポートサービスの提供)


いずれについても、長らく製品やサービスを使ってもらうことで生じるメリットであり、タブレットを活用したICT教育が目指す一つの理想といえるはずです。学校ごとのインフラや教員の指導体制を踏まえた上で、最適なタブレットの導入を検討するように心がけましょう。

そこでダイワボウ情報システムでは、ICT導入を迫られた学校に対しても、販売店様がエンドユーザーに対し、安心してICT機器を活用いただける環境構築のサポートを行っています。
導入の初期段階において手間のかかる教育タブレット・その他ICT機器の設置をサポートしております。また導入後のトラブル対応や簡単な活用方法を教える研修など、現場の稼働率を上げるためのサービスもご提供しております。
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