提案ノウハウ

導入フェーズ

デジタル技術の活用に重要なのは「スモールステップ」

2021.12.01

GIGAスクール構想の進展により、多くの学校で1人1台端末導入が完了しました。しかし、端末が普及しているのにもかかわらず、教育現場では導入したICT機器の利活用が進んでいないケースも見られます。そこで本記事では、ICT機器の利活用が進まない理由や、ICT機器の利活用に求められる「スモールステップ」の考え方について、事例も交えて解説します。

ICT環境の整備が完了した96.1%の自治体の悩みは「活用」

児童生徒へのタブレット端末の1人1台配布や、校内における高速通信環境の整備を柱とした「GIGAスクール構想」が、文部科学省により進められています。この施策により、現在(令和3年7月末時点)では全国の96.1%の公立小学校で端末の利活用が始まりました
導入が完了した自治体では、どのようにICT活用を進めていくかが重要となります。これはいわば、「アフターGIGA」における課題だといえます。

しかし、ICT利活用を進めている学校の中には利活用がうまく進んでいないケースも見られます。どのようなケースではうまくいかないのか、次章で見ていきます。

教育現場でICT利活用が止まってしまう理由は「一気に授業をデジタル化しようとしているから」?!

ICTの環境整備は完了したものの、実際の利活用が停滞するケースがあるのはなぜでしょうか?その背景には、「一気に授業をデジタル化しようとしているから」という理由があります。

ICTの利活用はまだ始まったばかりの段階です。そのため、教員同士や教員と児童生徒の間でITリテラシーに差があります。そうした状態でICT利活用を一気に進めようとすると、ついていけない教員や児童生徒が出てきてしまい、うまくいかないというケースがあります。

では、ICT利活用をスムーズに進めるにはどうすればいいのでしょうか?ここで重要になるのが「スモールステップ」という考え方です。言い換えれば、「できることから少しずつ取り組む姿勢」ということです。
そこで次章では、ICT利活用を進めるためのスモールステップの事例を紹介します。

ICT機器を効果的に活用するためのスモールステップの一例

ICT機器を効果的に活用するためスモールステップに取り組んだ事例として、以下の3つを紹介します。

タブレットの操作に慣れるためにもまずは「ペン操作」から始めた例

1つ目は、タブレット操作に慣れるため「ペン操作」から始めた事例です。
タブレット端末の操作スキルは児童によって差があるため、スモールステップとして4つの段階を組み、児童全員の操作スキルが向上するように計画を立てました。
具体的には、第一段階は導入期として「ペンの操作」、第二段階は定着期として「調べ学習」、第三段階は推進期として「ドリル・書き込み」、そして第四段階は発展期として「相互学習」と位置づけ、徐々に高度な内容に進んでいく流れです。
こうした取り組みの結果、約9割の児童生徒が「タブレットをうまく使えるようになった」「授業がわかりやすかった」というように、タブレットを活用した授業を肯定的に評価しました。

新しい日課としてタブレットタイムを設けた例

2つ目は、新しい日課として「タブレットタイム」を設けた事例です。
朝学習や朝のHRの時間にタブレットを操作する時間を設定することで、端末の電源を入れる→アプリを起動する→パスワードを入力する、といった一連の操作が徐々に身につくようになりました
また、朝の自習時間を、端末内にあるドリルを使った算数の学習にあてた事例や、朝のHRの際に連絡事項や課題を端末にあらかじめ入力しておくことで、時間になったら児童生徒がすぐに学習に取り組むようになったという事例もあります。
いずれも、はじめから長時間タブレット端末を使用するのではなく、朝の限られた時間を端末の利活用にあて、効果が現れた事例です。

全校一斉に帰りの会を自宅から実施した例

3つ目は、自宅学習を始める際のスモールステップとして、全校一斉に帰りの会を自宅から実施した事例です。
この取り組みにより、各家庭のネットワーク環境や、各児童のタブレット操作力を把握できるようになり、自宅学習実現のために解消すべき課題も見えたといいます。
また、今後自宅でオンライン授業を受けることになった場合に、生徒側にとっても受け入れるイメージができたという効果もあります。いわば、帰りの会がオンライン授業のための予行演習になったということです。これもスモールステップの1つのあり方だといえます。

ICTを効果的に利活用するには、上記の事例のような工夫が必要不可欠ですが、導入にあたっては正しい知識を持ったサポート会社の存在が重要になります。
そこで次章では、豊富な知識に基づいたサポートを提供する「ダイワボウ情報システム」(DIS)について紹介します。

豊富な知識に基づいたサポートを提供できる「DIS」

ダイワボウ情報システムなら、ICT機器の利活用に有効なスモールステップに対し、豊富な知見に基づいた幅広いサポートが提供可能です。
たとえば以下のようなサービスを取り揃えています。

・ICT活用指導力の向上を目指す教員向け研修
・デジタルコンテンツの作成支援
・モバイルルーターの貸し出し
・アクセスポイントの設置
・デジタル教科書

このほかにもさまざまなサポート・サービスを提供しています。

下記の資料では、端末の1人1台導入が進んだ学校が直面している課題や、課題解消に向けたICT環境の整備や運用支援などについて解説していますので、興味を持たれた方はぜひご覧ください。

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