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【プログラミング教育海外事例】
販売店に今後求められるサポートとは?

2021.04.26

プログラミング教育の必修化により、変化を迫られる教育現場。しかし、教育環境の整備に存在する課題は山積しています。一方で海外に目を向けると、プログラミング教育に対する取り組みには日本が見習うべきポイントがいくつもあることをご存じでしょうか。今回は、海外の事例から見る日本の課題と、販売店に求められるサポートをご紹介します。

プログラミング教育の遅れが懸念される教育現場

文部科学省が市町村の教育委員会を対象に実施した調査*1によると、小学校プログラミング教育の実施に向けて、約93%の教育委員会が令和元年度末までに各校に1人以上、教職員に実践的な研修を実施、あるいは、教職員が授業の実践や模擬授業を実施済み・実施予定と回答しています。一方で、約7%の教育委員会においては「最低限必要と考えられる指導体制の基礎が整っていない」、との回答が見られます。さらに、実施済み・実施予定と回答している約93%についても、都道府県別の集計値を見ると100%から約74%まで開きがあり、プログラミング教育の環境整備状況にはばらつきがあることが分かっています。
※参考:令和元年度 市町村教育委員会における小学校プログラミング教育に関する取組状況等調査 2019年11月実施

環境整備が追いついていない自治体の課題としては、教職員の指導力不足や教育現場の負担が大きいことが挙げられています。そもそも教職員にとっても経験のない取り組みのため、実際に授業のICT化を実現するまでには多くの課題が存在するのです。結果として、プログラミング教育の遅れが懸念されているのです。そうした中、販売店の立場としてはどのようなサポートが必要なのか、海外事例を参考に探っていきます。

プログラミング教育に対する諸外国の取り組み

IT先進国と比べたとき、日本のプログラム教育は数年ほど遅れを取っているため、こうした海外の事例から学ぶ事はたくさんあるはずです。今回は、文部科学省が公開している「諸外国における プログラミング教育に関する調査研究(文部科学省平成 26 年度・情報教育指導力向上支援事業)」を参考に、そうしたIT先進国の事例をご紹介します。

オーストラリアの事例

オーストラリアでは、日本における幼稚園の年長(5歳児)の年齢から、必修科目としてIT教育のカリキュラムが組まれています。カリキュラムの中では、たとえば3~4年生では「分岐処理とユーザーからの入力を含む簡単なビジュアルプログラミングを行い、問題解決をする」というものが、そして、9~10年生(日本の中学3年~高校1年生に該当)では「選択したアルゴリズム、オブジェクト指向プログラミング言語を利用したデータ構造を応用し、モジュールプログラムを実行する」というように、具体的な指導内容が策定されております。

エストニアの事例

IT先進国として知られているエストニアですが、教育現場のICT環境も整備されています。学校のブロードバンドアクセス普及率はなんと100%。国として統一されたICT教育のカリキュラムはないものの、学校独自のプログラムが用意されています。ゲームやロボットプログラムを使ってプログラミングへの関心を高めようとしている学校が多く、個人の能力や自主性を重視した内容になっています。
※参考:諸外国における プログラミング教育に関する調査研究(文部科学省平成 26 年度・情報教育指導力向上支援事業)

海外事例から見るICT先進国の共通点と求められるサポートとは?

海外の事例を見ると、「具体的なカリキュラムが組まれている」「ICT環境の整備が進んでいる」といった成功要因を見ることができます。また、OECDが中学校教職員を対象に実施した調査*2によると、「生徒に課題や学級での活動にICTを活用させているか?」という質問に対して、「しばしば」「いつも」行っていると回答した割合は日本が17.9%。対して、エストニアは45.6%、オーストラリアは78.2%と大きく差をつけられています。このことから、ただICT教育の環境を整えるだけでなく「実用できる環境整備」「教職員のICT活用力の向上」が求められていることがわかります。
※参考:OECD国際教職員指導環境調査(TALIS)2018報告書 2018年実施

GIGAスクール構想により学校内の無線LAN環境整備やタブレット端末の導入は急速に進んでいます。しかし、こうした教育現場での実用と教職員のICT活用能力向上については、まだまだ課題があると言えるでしょう。課題多き教育現場において、教育現場の負担を軽減できるようなサポートが求められています。

例えば、プログラミング授業の内容が多様化し、学年によって実施すべき内容が異なる中では、授業設計が大きな負担となっています。また、プログラミング教材の選び方にもアプリやロボットといった内容に応じて様々なポイントがあります。これらの特性を踏まえつつ、教育現場の負担軽減を考えたサポートが重要になります。

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