アフターGIGA

導入フェーズ教育ICT定着期

【2022年】販売店が知っておくべき
アフターGIGAの3つの課題と解決策

2022.10.21

1人1台端末の整備が実現したアフターGIGAの教育現場では、多くの課題が表面化しています。特に、セキュリティリスクやICTに関してのリテラシー不足による教職員の業務負担といった課題が見られ、販売店には課題解決のための提案が求められます。本記事では、アフターGIGAにおける3つの課題とその解決策を、具体的な製品とともにご紹介します。

【2022年】GIGAスクール構想の推進状況

教育現場での個別最適な学びを実現するため、1人1台端末や高速ネットワーク環境などを整備するGIGAスクール構想が令和元年(2019年)に開始してから、今年(2022年)で4年目になります。
直近のデータである令和3年(2021年)度末の1人1台端末の整備状況を見ると、全自治体等のうち 1,785自治体等(98.5%)が令和3年度内に整備完了予定であり、小中学校での端末整備はほぼ完了した状況です。高等学校においても、令和4年(2022年)度中に1年生の端末が整備完了予定と導入が進んでいます。

出典:文部科学省「義務教育段階における1人1台端末の整備状況(令和3年度末見込み)」

端末の整備が完了していく一方で、セキュリティリスクや教職員のICTリテラシー不足による業務負荷などの課題が表面化しており、今後はそれらをしっかり見極めたうえで解決していくことが必要です。次章では、具体的にどのような課題があるのかご紹介します。

アフターGIGAにおける3つの課題

アフターGIGAの教育現場では、以下3つの課題があります。

課題①:セキュリティリスクへの対応

1つ目の課題は、セキュリティリスクへの対応です。

情報漏えいといったセキュリティ被害は、セキュリティ意識の高い上場企業でも頻発しており、そのうち約半数は「ウイルス感染・不正アクセス」によるものです。そのため、多数の端末を利用し、ネットワーク環境に接続することになるアフターGIGAの教育現場でも同様のセキュリティリスクが想定されます
特に、児童生徒の個人情報が入っている校務系のデータは、慎重な取り扱いが求められます。

アフターGIGAの教育現場に必要とされるセキュリティ対策については以下で詳しくご紹介しています。



課題②:教職員のICTリテラシー不足による業務負荷の増大

2つ目の課題は、教職員のICTリテラシー不足による業務負荷の増大に対する懸念です。

教職員に求められるICT活用指導力には、大きく分けて以下4つがあります。

▶授業外の校務や授業の準備のためにICTを活用する能力
▶授業にICTを取り入れ、効果的に活用するための能力
▶児童生徒がICTを使いこなすためのサポートをする能力
▶ITリテラシーやセキュリティ面に関する指導力

文部科学省の調査によると、教職員が最も課題に感じているのが「授業にICTを取り入れ、効果的に活用するための能力」です。原因として、従来の教育方法と異なり、ツールの使い方を覚える必要や教材の準備などに手間がかかることが挙げられます。また、教職員によってICTリテラシーにばらつきがあることも課題です。

出典:文部科学省「令和2年度学校における教育の情報化の実態等に関する調査結果(概要)」

アフターGIGAの教職員に求められるICT活用能力については以下でも詳しくご紹介しています。



課題③:デジタル端末の故障リスク

3つ目の課題は、端末の故障リスクです。

一般的にデジタル端末のライフサイクルは5年前後と言われており、導入から5年後以降には、端末を買い替えるための費用負担が発生します。そのため、将来的な端末と保守サポートも含めたリプレースの導入を検討しておくことが重要となります。

また、GIGAスクール構想の際は端末や設備導入の費用を国が全額負担したものの、今後は大規模な負担を行うことは恐らくないと言われているため、保護者負担のBYAD(学校指定の端末を個人で購入すること)の導入も今後増加すると予測されています

販売店には、このような教育現場の課題を解決できる提案が求められています。次章では、課題解決において重要なことを具体的な製品とともにご紹介します。

アフターGIGAの課題解決に重要な3つのこと

ハード&ソフト両面の環境整備によるセキュリティ強化

セキュリティリスクの課題を解決し、校務系ネットワークや端末のセキュリティ対策を確かなものとするためには、本人確認とデバイスの健全性の確認が重要です。本人確認の強化としては多要素認証。デバイスの健全性の確保としてはウイルスの挙動から判断する「ふるまい検知」や、端末の挙動からウイルス感染を判断する「EDR」が有効です。

具体的な製品としては、危険なサイトへの接続を DNS レイヤでブロックする「Cisco Umbrella」や、境界型マルウェアの検出とブロック、継続的な分析やアラート発行などを実現する「Cisco Secure Endpoint」があります。
「Cisco Umbrella」はマルウェアやフィッシング、許可しないリクエストに対して特に効果を発揮し、「Cisco Secure Endpoint」は従来のウイルス対策ソフトウェアでは検出することができない標的型攻撃やゼロデイ攻撃への対策を実現します。

ドリル教材やデジタル教科書の導入

ICTのリテラシー不足による教職員の業務負担を軽減する方法として、ICT機器を活用したドリル教材やデジタル教科書があります。

ドリル教材は、児童生徒により異なる間違え方や解答などをAIにより分析でき、児童生徒1人ひとりに最適な問題を出題できる点が特徴です。自動採点の機能を搭載したツールも多く、教職員の業務負担を軽減できます。
ドリル教材の具体的な製品として「navima(ナビマ)」があります。「navima」を導入したある小学校では、教職員が採点やプリントの印刷などに要する時間が削減されたことで児童生徒と向きあう時間が多くなり、勉強が苦手な児童生徒のフォローアップを行いやすくなる効果がありました。

また、デジタル教科書(AI型教材)では、個別最適化された学びを行い、学習履歴を可視化することで、効率的な学習を実現し、指導時間の短縮も可能です。
デジタル教科書の具体的な製品として「Qubena(キュビナ)」があります。「Qubena」を導入したある中学校では、各児童生徒にあわせた指導の個別化を実現するとともに、教員の業務時間の大幅削減を達成しました。

端末トラブルへのサポート体制の構築

端末の故障リスクの課題に対しては、端末トラブルが起きても良いようなサポートを導入することが重要です。障害発生時の対応体制も教育現場にとって重要な判断ポイントです。そのため、販売店としては買い替え時にサポート付きパッケージを提案する必要があります。

教育現場への製品・サポートの提案はDISにご相談を

DISはご紹介したようなアフターGIGAにおける教育現場の課題解決に活用できるハードウェア・ソフトウェアを扱っており、販売店のご要望にあわせた最適な提案をご用意しています。ヒアリングやご提案段階からお手伝いし、導入後も定着のための運用支援から障害発生時の復旧サポートまで一貫して対応可能です。
また、ICTの活用支援や研修サービス、現場の要望を反映させた当社オリジナルプロダクトの開発・販売も行っています。
アフターGIGAの教育現場に対する製品やサポート提案をお考えの方はDISまでご相談ください。

以下資料では、アフターGIGA時代に必要なセキュリティ対策や具体的な製品について解説しています。ご関心のある方はぜひご覧ください。

関連資料のご紹介

児童生徒・教職員ともに守るアフターGIGA時代に必要なセキュリティ対策とは

本資料では、 アフターGIGA時代に重要なセキュリティ対策について知るべきセキュリティリスクと重要となるポイントをわかりやすくまとめています。教育現場へセキュリティソリューションの提案される予定がある方はぜひご参考ください!

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