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導入フェーズ

販売店が知っておくべき、
MEXCBT(メクビット)と学習eポータルの関係性とは
~学習eポータル標準モデルに準拠した教育機関向けプラットフォームをご紹介~

2022.12.09

GIGAスクール構想が進んだ教育現場では、デジタル教材を最大限活用するためにさらなる学習環境の整備が求められています。そこで注目されているのが、「MEXCBT(メクビット)」と「学習eポータル」です。MEXCBT(メクビット)とは、オンライン学習やアセスメントのできるCBTプラットフォームであり、学習eポータルとは、MEXCBT(メクビット)を含むオンライン学習の窓口機能を持つ教育機関向けプラットフォームのことです。本記事ではこれらの概要や関係性を説明したうえで、学習eポータルの標準モデルに準拠した教育機関向けプラットフォームを5つご紹介します。

MEXCBT(メクビット)とは?

MEXCBT(メクビット)は、家庭や学校で文部科学省が開発したオンラインでの学習ができる公的プラットフォームです。MEXCBTという名称は、以下でご紹介する「MEXT」と「CBT」を組み合わせたものになります。

MEXTとは?

MEXTは文部科学省のことを指します。文部科学省の英語で”Ministry of Education, Culture, Sports, Science and Technology”言いますが、それらの頭文字を繋げたMECSST(メクスト)と同じ発音の名称としてMEXTと呼ばれています。

CBTとは?

CBTは”Computer Based Testing”の略称で、コンピュータを用いて試験を行うシステムです。近年では、国内外の資格検定試験試験においても導入が進んでおり、解答入力、通知に至るすべての工程をインターネット上で実施します。

コンピュータの活用により、従来の紙媒体で行う試験形式であるPBT(Paper Based Testing)では実施困難であった動画や音声を利用した問題を作成できるようになりました。さらに、思考力や問題解決力などの従来測定が難しかった能力を測ることができ、試験形式の幅が広がることを期待されています。また、主催者の問題冊子配布や回収、管理などの業務負担や、受験者の試験場所への移動負担が軽減されるメリットがあることから、検定試験や企業の採用試験を中心に注目を集めています。

MEXCBT(メクビット)は、GIGAスクール構想により1人1台端末の整備が進み、運用フェーズに入ったことを背景に、デジタルを活用した「個別最適化された学び」の実現を目的として開発されました。プロトタイプが2020年に発表され、2021年11月以降、全国の小・中・高等学校の一部で活用されています。

MEXCBT(メクビット)の3つの特徴

「個別最適化された学び」実現のため、注目が集まるMEXCBTですが、その特徴として以下3つがあります。

①:希望すれば無償で利用可能

MEXCBTは、希望すれば、設置者、小・中・高等学校、利用者を問わず無償で利用可能です。一部の学級・授業・教科だけでの利用も可能であるため、幅広い用途での学習効率向上が期待できます。

②:公的機関が作成した問題を活用可能

MEXCBTは、インターネット上に国や地方自治体などの公的機関が作成した問題(例:全国学力・学習状況調査問題、高等学校卒業程度認定試験問題)を約3万問格納しており、児童生徒の学習をサポートします。

③:どこからでもアクセス可能

MEXCBTはオンラインのプラットフォームであるため、インターネットの接続環境があれば、場所を問わずアクセスが可能です。したがって、学校や家庭を問わず、GIGAスクール構想で活用するタブレット端末があれば、どこでも学習や試験を実施できます。

インターネットの接続環境さえあればアクセスできるMEXCBT(メクビット)ですが、活用するためには「学習eポータル」経由でアクセスすることが必要不可欠となります。

学習eポータルとは?

学習eポータルとは、MEXCBT(メクビット)やデジタル教科書・教材、学習用ツールなどとシングルサインオンの仕組みを利用し連携する、「ハブ」としての役割を持つ教育機関向けプラットフォームのことです。GIGAスクール構想による1人1台端末の環境と教育データのより良い活用を実現し、デジタル学習をサポートします。
なお、学習eポータルは、MEXCBT(メクビット)のように文部科学省が開発したものではなく、決められた標準モデルに準拠し、民間事業者が開発・提供しています。

MEXCBT(メクビット)を学習に利用するためには、この学習eポータルからのログインが必要不可欠のため、関係性をしっかりと理解しておく必要があります。

MEXCBT(メクビット)と学習eポータルの関係

MEXCBT(メクビット)と学習eポータルは役割が分担されています。

MEXCBT(メクビット)の役割は、問題を管理し、学習eポータルからのリクエストに基づく出題や採点処理などの行うことです。CBTの特性を活かした問題の出題や採点処理のように様々な機能があるため、多様な活用方法があります。

学習eポータルの役割は、MEXCBT(メクビット)やデジタル教科書・教材をはじめとした学習コンテンツを利用するため連携のハブとして機能することです。
また、児童生徒の学習の窓口機能や、1人ひとりの学習記録を表示する機能があり、MEXCBT (メクビット)から問題を選択したり、解答結果を表示したりすることが可能です。

今後はさらに、学習eポータルに準拠したデジタル教科書・教材の活用が進み、教育の進捗状況や改善点の把握、児童生徒への学習のフィードバックなどができるようになる見込みです。

MEXCBT(メクビット)

次章では、現在学習e-ポータルとして利用可能な教育機関向けプラットフォームをご紹介します。

学習eポータル標準モデルに基づいて開発された
5つの教育機関向けプラットフォーム

GIGAスクール構想の目的である「個別最適化された学び」を実現するには、さまざまな教材やツールが連携して動作するデジタル学習環境が必要であり、その役割を果たすものが、学習eポータル標準モデルに基づいて開発された教育機関向けプラットフォームです

主な機能は、学習eポータル標準モデルに従った各社共通の部分と、それ以外の各社が独自に設計する部分に分かれます。たとえばMEXCBT(メクビット)へのアクセス方法は標準化された機能である一方、画面デザインやその他のダッシュボード機能やスケジュール機能などは各社の創意工夫が発揮される部分です。

以下では、2022年12月の段階で提供されている5つの教育機関向けプラットフォームをご紹介します。

L-Gate

L-Gateは、株式会社内田洋行が開発したクラウド型の学習eポータルです。
マルチOSに対応しGIGAスクール構想で導入されたすべての端末で活用できるほか、多種多様なコンテンツやアプリケーションの利用を想定しており、すでに導入済のデジタル教材も利用できます。また、児童生徒・教職員のアカウントを円滑に管理し、クラス編成や年次更新にも役立ちます。

Open Platform for Education (OPE)

Open Platform for Education (OPE)は、NECが開発した学習eポータルです。
2021年10月時点で5,000校以上の学校で導入され、全教科に対応したドリル教材やプログラミング教材など、デジタル教材をシングルサインオンでシームレスに利用できます
Googleが提供するGoogle Workspace for Education と連携することで、活用状況を可視化するダッシュボード機能も搭載しています。

まなびポケット

まなびポケットは、NTTコミュニケーションズが開発した学習eポータルです。
プラットフォーム上にある各社コンンテンツと、NTTコミュニケーションズが無料提供するコミュニケーション機能を利用できます。シングルサインオンによりプラットフォーム上のコンテンツIDを1つにまとめることができ、学習履歴やユーザー情報をプラットフォーム上に集約した管理も可能です。

Studyplus for School

Studyplus for Schoolは、スタディプラス株式会社が開発した学習eポータルです。
学習管理アプリ「Studyplus」によって生徒の学習進捗を可視化し、教員・児童生徒のコミュニケーションを支援することができます。また、動画や教材をパッケージ化して生徒に配信できる「コンテンツ配信機能」や、児童生徒の学習ログをタイムライン形式やヒートマップ形式などの方法で分析できる「アナリティクス機能」を搭載しています。

Qubena

Qubena(キュビナ)は、株式会社COMPASSが開発した学習eポータル+AI型学習教材です。AIが児童・生徒1人ひとりの習熟度に合わせて最適な問題を出題し、児童生徒の主体性を最大限に引き出す点が特徴です。
MEXCBTだけでなく、「EDUCOMマネージャーC4th」や「ツムギノ」などの校務支援システムと連携し、国際技術標準規格「OneRoster®」へ対応するほか、デジタル教材との連携も見据え、個別最適化された学びの実現を目指しています。

現時点では上記でご紹介し5つの学習eポータルが提供されていますが、販売店は各教育現場へ最適な学習eポータルを提案することが求められています。そこで、次章では学習eポータルの提案に必要なことをご紹介します。

学習eポータルのご提案に必要なこととは

販売店は、学習eポータルの提案に上記でご紹介したMEXCBT(メクビット)と学習eポータルの関係性や、学習eポータルそれぞれの特徴を理解する必要があります。また、MEXCBT(メクビット)や学習eポータルへの理解を深め、各教育現場に最適な提案をすることが求められます。

以下資料ではMEXCBT(メクビット)と学習eポータルの機能や学習eポータルを提供する各社の機能をわかりやすく解説しております。学習eポータルのご提案をお考えの方はぜひ、ご覧ください。

関連資料のご紹介

「MEXCBT」と「学習eポータル」について

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