アフターGIGA

導入フェーズ

【事例あり】アフターGIGA時代の教育現場で求められる
「個別最適化された学び」とは?

2022.05.23

教育現場における1人1台端末の整備が完了したといわれている現在、ICTを活用した「個別最適化された学び」の実現が求められています。
一方で、個別最適化された学びを実現するためには、教職員のICTを活用して指導する能力の向上が課題となっているケースが多いようです。
そこで本記事では、個別最適化された学びとは、という基本から、実現に向けた課題解決策としての教職員の指導を支援するソリューションの紹介、導入事例をご紹介します。

アフターGIGAで求められる「個別最適化された学び」とは?

GIGAスクール構想により、ICT活用におけるハード面の整備は着々と進み、ほぼ全ての自治体で整備が完了している状況です。文部科学省が令和4年2月に発表した資料によると、98.5%の自治体が令和3年度内に1人1台端末の整備を完了したと発表しました。

※出典:文部科学省「義務教育段階における1人1台端末の整備状況(令和3年度末見込み)」

それにより、ICT教育を取り入れた「個別最適化された学び」の需要が高まっています
個別最適化された学びとは、文部科学省が掲げた、ICT活用が当たり前になった現代において学校・教育現場が目指すべき、「令和の日本型学校教育」のことです。各児童生徒の習熟度や適性に合わせた学習スタイルを実践することで、さまざまな個性を持った児童生徒たちが1人も取り残されることなく、主体的に学べるようになることを目的としています。

この個別最適化された学びでは、以下2つの「個別化」の観点が重要と言われています。

指導の個別化

1つ目は「指導の個別化」です。児童生徒1人ひとりの特性や学習の進捗度・到達度等に応じ、指導方法・教材や学習時間等の柔軟な提供・設定を行うことを指します。
基本的な知識・技能を確実に習得することで、思考力や表現力等を養い、自ら学習を調整し粘り強く取り組める態度を育成することを目的とされています。

学習の個別化

2つ目は「学習の個別化」です。基本的な知識・技能や情報活用能力等を土台として、専門性の高い教職員による個々の児童生徒に適した学習活動の提供を指します。児童生徒の興味・関心に応じた課題の設定や情報収集、整理、分析、まとめ、表現を通じて、各々が主体的に学習を最適化することを教職員が促すことが必要とされています。

では、このような個別最適化した学びを実現するにはどうすれば良いのでしょうか。具体的な方法を以下でご紹介します。

個別最適化を実現するには

アフターGIGA時代の個別最適化を実現するためには、教職員がICTを活用して指導する能力を持つことが重要です。個別最適化を実現することで、児童生徒が主体的に学ぶ姿勢を習得でき、「学びたい」という気持ちが自然と芽生えるようになると言われています。

しかし、ICTを活用した指導力に課題を感じている教職員は多く、文部科学省が実施した調査によると、「授業にICTを活用して指導する能力」について、「できる」「ややできる」と回答した教職員は70.2%であり、約3割の教職員が課題を感じていることがわかります。

※出典:文部科学省「令和2年度学校における教育の情報化の実態等に関する調査結果(概要)(令和3年3月1日現在)」

こうしたICTを活用した指導力の不足を補う手段の1つとして、適切な教育ソリューションの導入・活用が有効であると言われています
たとえばAIドリルを使うことで、朝学習の時間や持ち帰りでの自宅学習時に、児童生徒1人ひとりの学力に応じた問題を繰り返し学習でき、個々の学力向上に役立ちます。また、自動採点機能や学習履歴の把握など、教育現場でICT機器を効果的に利活用できる機能を備えた授業支援系のソフトが開発されており、これらを今後活用することも有効です。

個別最適化された学びの導入事例

ここでは、実際に教育ソリューションを導入し成果が出ている事例をご紹介します。

事例1 静岡県袋井市立浅羽南小学校様

静岡県袋井市では、アダプティブドリル型デジタル教材の「navima(ナビマ)」を小学校に導入しています。
navima導入以前は紙のドリルを利用していたため、単純な丸付けや提出者の確認、プリントの印刷などに多くの時間を取られてしまう課題がありました。このような時間を減らし、児童生徒に向き合う時間を増やすため、デジタルドリルのnavimaの導入を決めました。

navimaでは、児童生徒1人ひとりに合わせた学習内容が提示されるため、児童生徒は着実に学習を進められます。教職員側はヒートマップ表示で習熟度を確認でき、勉強が得意な児童生徒はnavimaに任せ自分で学習を進めていき、苦手な児童生徒の指導により多くの時間を費やせるようになりました。今後は、デジタルドリルによって得られた学習データの蓄積を授業の設計や各児童生徒のサポートに活用していくとされています。

事例2 東京都世田谷区立深沢中学校様

東京都世田谷区立深沢中学校では、AI (人工知能)型タブレット教材「Qubena (キュビナ)」を導入しています。
Qubenaを利用することで、児童生徒1人ひとりの学習中の操作ログや計算過程、回答データの分析が可能です。これにより児童生徒がつまずく原因となっているポイントを特定し、各々が解くべき問題へと自動的に誘導することで、効果的で効率的な学習を実現できると言われています。

実際に深沢中学校では、Qubenaの導入によって指導時間を想定よりも5時間短縮させたり、児童生徒ごとの用語・知識の定着度をリアルタイムに把握したりできるようになりました。その結果、各児童生徒に個別最適化された学びが実現し、教職員の働き方改革も進みました

事例3 福岡県中間市立中間西小学校様

福岡県中間市立中間西小学校では、1人1台端末が整備されたものの、使用機会が少ないという不安や課題があったことから、小中学校向けICT学習教材「ニューコース学習システム」を導入しました。導入のねらいとしては、自然に児童生徒のICTスキルを伸ばし、学習の幅を広げることがありました。

実際に授業冒頭で「ニューコース」のドリル課題を行う形で活用しており、授業に対するモチベーション向上や、学習に向けたスイッチの切り替えといった効果が現れています

こうした個別最適化された学びをサポートする多くのソリューションを提供している企業がDISです。

教育現場ごとの理想を実現するならDISへ

全国の教育現場を知るDISでは、個別最適化された学習の実現に必要なものを提供しています。各教育現場の実情に合わせ、多種多様なメーカー・商材の中から最適なものを提案可能です。
また、ICT機器の導入~保守までの一貫した手厚いサポートも行っており、児童生徒それぞれの学習状況の把握・分析などが可能になります。

さらに、教育の環境整備だけでなく、教職員1人ひとりのICT活用スキルの向上をサポートするソリューションとして、以下サービスも提供しています。



以下WPでは、アフターGIGA時代における教育現場の「足りないモノ」を補い、理想の教育を行うために必要なポイントについて解説しています。個別最適化された学びの提案に課題を感じている方はぜひご覧ください。

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