アフターGIGA

導入フェーズ

アフターGIGAの教育現場で求められる、
教職員のICT活用指導力とは?

2022.06.02

1人1台端末をはじめとする、教育現場でのICT環境が整備された現在、それらを活用して指導する教職員の能力が問われています。一方でICTを活用する能力に関して課題を感じている教職員は少なくありません。本記事では、ICTを活用した指導力の具体的な内容や、指導力の課題を解決するソリューションの重要性についてご紹介します。

アフターGIGA時代において教職員が直面する課題

国が進めるGIGAスクール構想によって、全国ほぼ全ての教育機関において、児童生徒用1人1台端末をはじめとするICT環境が整備されました。
令和4年2月に文部科学省が発表した資料によると、令和3年度内に整備完了予定の自治体等は1,785(98.5%)にのぼり、令和3年度内に整備未完了見込みの自治体は27と、全体の1.5%を残すのみとなりました。

※出典:文部科学省「義務教育段階における1人1台端末の整備場状況」

このようにICT環境が整備されたアフターGIGA時代においては、整備されたハード面の環境を教職員がどのように活用し、児童生徒を指導していくかが問われます。しかし、多くの教職員はICTを活用した効果的な授業を行うためのICT活用指導力に課題を感じています。

では、教職員に求められるICT活用指導力とはどのようなものなのでしょうか。具体的な内容を以下でご紹介します。

教職員に求められるICT活用指導力とは

教職員に求められるICT活用指導力には、大きく分けて以下4つがあります。

※以下の内容は文部科学省の資料(「令和2年度学校における教育の情報化の実態等に関する調査結果(概要)」)における記述を参照しています。

教材研究・指導の準備・評価・校務などにICTを活用する能力

1つ目は、主に授業外の校務や授業の準備のためにICTを活用する能力です。

具体的には、インターネットなどの利用場面を計画したり、教材や資料の収集、保護者への情報発信などのためにインターネットを活用する能力を指します。
また、表計算ソフトやプレゼンテーションソフトなどを用いて、授業で使うプリントや校務上必要な資料を作成するスキルも含まれます。さらに、この能力があることで児童生徒のワークシートやレポートなどをコンピュータに記録し、記録したデータを参考に成績評価をすることができます。

授業にICTを活用して指導する能力

2つ目は、授業にICTを取り入れ、効果的に活用するための能力です。
これは児童生徒の授業への興味・関心を高めたり、課題を明確につかませたり、学習内容を的確まとめたりするために必要な能力と言えます。

例えば、コンピュータなどで、授業の資料をわかりやすく提示することや、児童生徒の意見や考えを効果的に共有・提示する能力などを指します。
また、各児童生徒の習熟度に応じた課題を取り組ませるために学習用ソフトウェアを活用したり、グループで協力してレポートや作品などを制作する際に、コンピュータなどを効果的に活用させたりする能力も含まれます。

児童生徒のICT活用を指導する能力

3つ目は、児童生徒がICTを使いこなすためのサポートをする能力です。

例えば、コンピュータでの文字入力やファイル操作などのやり方を生徒に身につけさせたり、インターネットを活用した情報収集の仕方を教えたりする能力を指します。
この能力によって、児童生徒は調べたことや自分の考えを、文章・表・グラフ・図などに分かりやすくまとめることができるようになります。
また、コンピュータやソフトウェアなどの活用方法を効果的に指導できるため、児童生徒はコンピュータやソフトウェア上で互いの考えを交換し共有して話合いなどを行うことができます。

情報活用の基盤となる知識や態度について指導する能力

4つ目は、いわゆるITリテラシーやセキュリティ面に関する指導力です。
アフターGIGA時代において児童生徒が情報社会に参加するためには、自らの行動に責任を持ち、相手のことを考え、自他の権利を尊重して、ルールやマナーを守って情報を集めたり発信したりできるようにすることが重要です。そのため教職員にはこの能力が不可欠であるといえます。

例えば、犯罪に巻き込まれたり健康を害したりしないインターネットの利用方法やパスワードの適切な管理方法などを指導します。
情報セキュリティに関する知識を身につけつつ、コンピュータの利便性を生かすことで学習意欲の向上や効果的な授業を実現すると言われています。

文部科学省の資料によると、以上4つの能力のうち、2番目の「授業にICTを活用して指導する能力」に関する質問に対し、「できる」「ややできる」と回答した教職員は70.2%であり、他の3つの能力に比べ最も低い割合となっています。

※出典:文部科学省「令和2年度学校における教育の情報化の実態等に関する調査結果(概要)」

4つの能力のうち最も低い割合なっている「授業にICTを活用して指導する能力」を向上させるためにはどうすれば良いのでしょうか。以下では授業にICTを活用して指導する能力を補う「ソリューション」をご紹介します。

ICTソリューションを活用した教育環境のアップデートが重要

教職員の「授業にICTを活用して指導する能力」を補うためには、授業支援ソフトや教育用アプリケーションなどのソリューション・製品を導入し、教育環境をアップデートする手法が効果的と言われています。

例えば、児童生徒1人ひとりに自身の理解度に応じた課題を取り組んでもらいたい場合、個別最適化されたドリルや児童生徒同士での学び合いを支援するツールの導入が効果的です。ツールを活用することで、主体的に学ぶ姿勢を習得できるようになり、「学びたい」という気持ちが自然と芽生えるようになります。

また、児童生徒の弱点を分析するAIにより苦手克服に最適な出題をしたり、手書き・作図などにも対応した機能を持つツールを導入したりすることで、幅広い学習のサポートが可能です。

さらにソリューションの活用は、課題作成や採点業務など校務負担の軽減につながり、教職員の生産性が向上します。これまで校務に割いていた時間が短縮されることで、児童生徒1人ひとりに合わせた丁寧なフォローやコミュニケーションも実現します。

このような教職員の課題を解決するソリューションを教育現場へ提案するためには、実績豊富なパートナーによるサポートが不可欠です。



ICT活用・運用支援の実績豊富なDISへご相談を

全国の教育現場を知るDISは、児童生徒1人ひとりに合わせた学習の実現を徹底サポートします。
取り扱い機器などのハード面だけでなく、教員のICT活用面のサポートも可能です。1人ひとりに合った課題に取り組ませるソリューション以外にも、教育現場のICT活用をサポートするソリューション全般を提供できます。

ICT環境が整備されて間もない現在、教育現場では教職員の指導力をはじめ、まだまだ多くの要素が不足しているのが実情です。そうした「足りないモノ」を補うために何が必要なのか、教育ICT販売店に求められている提案とは何か、以下の資料では詳細に解説しています。
教育現場へのICT活用に関するご提案を行う方は、以下のページの資料をご覧になったうえで、DISにお気軽にご相談ください。

関連資料のご紹介

アフターGIGA時代の
教育ICT販売店に求められている
提案とは?

本資料では、 アフターGIGA時代に求められている「足りないモノ」を補うために提案が求められているモノやコトについて重要となるポイントをわかりやすくまとめています。

資料ダウンロード