トレンド情報

注目の教育ICT製品

導入フェーズ教育ICT定着期

【緊急導入後も進まないICT活用】現場の現状と販売店が提案すべき打開策の紹介

2020.12.23

新型コロナウイルスの感染拡大、政府が発令した緊急事態宣言を背景に、教育現場でのICT機器の導入は急速に進展しました。正に待ったなしの緊急導入を経て、現在では多くの学校で対面授業を再開しています。そんな中、せっかく導入したICT機器の活用が進んでいないケースも。緊急導入後の現状と、ICT活用を進めるための打開策をご紹介します。

ICT活用が進まない背景

ICTの活用が進まない背景には、ICTを活用した学校運営にまだまだ教育現場が対応しきれていない実情があります。緊急事態宣言下の臨時休校をなんとか乗り越えたものの、通常授業で継続的に活用できるほどICTが定着していない、ということです。

埼玉県内の公立小・中学校を対象とした実態調査では、具体的な課題がいくつか指摘されています。同調査によると、臨時休校期間中にどこかのタイミングでICTを活用した後、通常登校後も継続して活用した学校は小学校で48.1%、中学校でも48.6%、共に半分以下という結果になっています。

では何故、ICT活用は定着しないのでしょうか?実態調査の内容を見てみると「ICT活用能力に個人差がある」「活用のための研修が不足している」など、ネットワークや端末の整備などのハード環境以外の課題の存在が明らかになっています。*

教員はICTを活用した授業をおこなえるのか?

ICTを積極的に活用している教員こそいるものの、その活用能力はまだまだ個人差が大きく、教育現場における活用促進の障壁となっています。事実、「再び学校が臨時休業となった場合、家庭学習支援をどうするか」との問いに対して9割以上の学校が「紙の課題を課す」と回答。この結果からは、抜本的なICTへのシフトが実現していないとわかります。*

ICTを「臨時休校をなんとか乗り越えるための道具」にしてはいけません。学び方や働き方、教え方の質を上げる「継続的な取り組み」とするため、全ての教員が授業にICTを活用できるようなサポートが求められています。

【ICT活用の障壁】教員が授業に集中しにくい環境にあり!

では、ICT活用の障壁について考える時、何に配慮すればよいのでしょうか。それは、教員への業務負担です。通常授業は再開したものの、全てがこれまで通りになるとは限りません。学校内での新型コロナウイルス感染を防ぐため、消毒や検温、清掃など教員の負担もこれまで以上に増えています。更には夏休みの短縮や土曜授業の実施など、コロナで失った時間を取り戻すために上乗せされた負担も大きいでしょう。

結果として、ただでさえ多忙な教員の時間外勤務が増加しており、ICTを活用した授業を実践するための「時間」は圧倒的に足りていないのです。まずは、教員がICTを活用した授業づくりに集中できる環境を整えることが先決です。

ICT機器のトラブルシューティングが教育現場の負担を軽減!

ICT機器を導入した際に現場の負担となるのは、初期設定やトラブル対応など多岐にわたります。ICTに詳しい教員であっても、これらすべてに対応するのは至難の業。何かと負担の多い教員をサポートするため、ICTの活用という点においては別の担当者を立てることが有効です。

こうした背景のもと、設定やトラブルシューティング、生徒や保護者からの質問に対応するためにICT支援員を採用する自治体もあります。しかし現状では複数の学校を一人のICT支援員が巡回するケースも多く、課題解決に時間がかかるという声も。そのため、GIGAスクール構想の補正予算の中では「GIGAスクールサポーター配置支援事業」に105億円の予算が充てられています。

GIGAスクールサポーターは、ICT整備の初期対応について技術的な支援を担います。今回計上された予算によって、ICT技術者の配置に要する経費について、その2分の1が国から補助されることとなりました。ICT支援員が各学校の日常的なICT活用支援を行うのに対して、GIGAスクールサポーターはICT導入の初期対応や環境設計、使用マニュアル作成などを担います。ICT支援員がまだまだ少ない中で、導入初期の立ち上がりをサポートすることで、その後のICT運用を支えることができます。

具体的にはあらかじめ使用マニュアル等の環境を整えることで、運用開始後の「こういう場合はこう対応する」というケースに対応することができます。何かトラブルがあった際のトラブルシューティングにも有効で、「急にネットがつながらなくなった」「ログインができなくなった」などのトラブルの際に、対応の手間を減らすことが期待できます。結果、教員のICT運用に関わる負荷を減らし、より授業づくりに時間を割くことが可能になるはずです。

ICT機器の活用には現場教員へのサポート体制がカギに

今、教員の負担軽減のためのサポートがより一層求められています。ダイワボウ情報システムでは、教育ICT機器の導入に不安を抱える教育現場や教育関係者を継続してサポートすることが可能です。ICT機器の導入・設置・運用・管理・保守、それぞれのステップに適した多様なサービスとサポートをご用意しているため、一気通貫でのご支援を実現しています。

「ICT機器の導入・設置や運用に不安を抱えている」「ICT機器をすべての教員が使いこなせるか心配」といった課題をお持ちでしたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。


※参照:「公立小・中・義務教育学校における 「学校再開後の学習への取組状況等の調査
     結果」について -コロナ禍におけるデータに基づく教育行政の推進

    (最終閲覧日:2020年12月14日)

関連する教育ICTソリューションのご紹介

文教(K-12)向けサービス&サポート

ネットワーク環境の構築、タブレット / PC / プロジェクターなどの機器設置、ソフトウェアや機器の設定...など、ICT導入時の慣れない作業に不安を感じる学校・教育機関も多いことでしょう。DISが教育ICTの『導入・設置・運用・管理・保守』までトータルサポート致します。

カタログダウンロード