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【GIGAスクール構想の立役者】
G Suite for Educationが注目を集める理由とは?

2020.09.04

政府主導のGIGAスクール構想で進む、教育現場へのICT機器導入。この施策が推進される先には、効果的な学習環境の実現が見据えられています。そうした中、世界中で導入が進んでいるChromebookが注目されています。特に注目を集めているのは教育分野に特化したツール「G Suite for Education」。教育支援ツールとしてどのように優れているか、その特徴と活用のヒントを探ります。

GIGAスクール構想では学習面のサポートが求められる

GIGAスクール構想により、全国各地でICT環境の整備が進められています。文部科学省が出した「教育のICT化に向けた環境整備5か年計画(2018年~2022年度)」では、ICT環境の整備方針で目標とされている水準が公表されました。

このようにしてICT機器が推進される先には、効果的な学習環境の実現が見据えられています。今、教育現場も教育委員会も、学習面を幅広くサポートできるツールを求めているのです。

では、世界的に活用の幅を広げているツールには、どのようなものがあるのでしょうか。

G Suite for EducationがChromebookの人気を牽引

GIGAスクール構想下において、効果的な学習サポートとして注目されているツールが、教育機関向けGoogleツールパッケージの「G Suite for Education」です。全てのファイルをインターネット上で管理するため、利用者はいつでも・どこでも必要な情報にアクセスし、編集することできます。

G Suite for Educationはオンライン環境での学習効果が評価され、Chromebookの人気にもつながっています。この結果、Chromebookはコロナ禍にある3月初めから約1ヶ月でユーザー数を2倍に増やし、世界中で1億人以上に達しています。特にICT先進国であるアメリカで導入が進み、ニュージーランドやスウェーデン、カナダ、オランダでも広く採用されています。

このようにG Suite for Educationが支持されている理由の1つに、授業のプラットフォームとして活用できることが挙げられます。学校運営に必要なツールが、どこからでも利用できるようになるため、タブレット導入後の運用をスムーズに行うことができるのです。

これによって、ただでさえ忙しい教員の運用負荷を下げることができます。さらに、円滑なコミュニケーションができることによって、児童・生徒の学習意欲を高めることも可能です。事実、G Suite for Educationを導入することにより、学習効果の上昇が確認されたという調査結果も存在します。

本来、ICT機器の目的は、効果的な学習環境の実現であるべきです。そのため、タブレットは導入で終わりではなく、導入した後の活用が重要といえます。G Suite for Educationであれば児童・生徒の主体的な学びが実現できるため、教育現場が抱える学習への不安を取り除くことができるのです。2020年現在のトレンドは、タブレット端末の提案だけでない、学習環境をサポートするツールの活用。いま、G Suite for Educationの機能や活用場面を想起させる提案が求められています。

教育支援ツールの網羅性が最大の強み

続いて、教育支援ツールとして効果を発揮するG Suite for Educationの特徴的な機能をご紹介します。その上で、G Suite for Educationを学びの支援ツールとして活用するうえでの主要ツールと事例を見てみましょう。

課題を一括管理できるGoogle Classroom

Google Classroomは、課題の作成から配布、進捗の把握、フィードバック、成績管理までを一元化できる授業支援ツールです。このツールを活用することで、指導と学習の管理をシンプルにすることができます。行事や家庭への連絡事項といった児童・生徒に対する連絡が簡単にできるため、家庭訪問等を最小限にすることができ、児童・生徒の指導に専念することも可能になるでしょう。さらに、課題配信や学習管理 (提出率確認)もでき、有意義なフィードバックに充てる時間を多く取れるようになります。

共同編集可能な資料作成ツール

Googleドキュメントなどの資料作成ツールは、グループ学習といった児童・生徒主体の学習に最適です。例えば、配布・発表資料の作成の際、複数人で共同作業ができるので、より高いクオリティの資料作成が可能です。さらに、編集履歴は各個人で色分けされるので、誰が編集したのかもわかります。

また、リアルタイムで同時編集できるので、児童・生徒と教員の垣根を超えたやり取りも可能。コメント機能を使ってプレゼンテーションや授業スライドにも教員、児童・生徒間で直接フィードバックができます。タブレット導入前のフィードバックにおいて、机間指導ができる児童・生徒は限られましたが、一人一台のタブレットをもってGoogleドキュメンを活用すれば、様々な児童・生徒の指導を素早く行うことができ、教員が感じる大きなメリットの一つといえるでしょう。

クラウド保存の定番Googleドライブ

Googleドライブは、ドキュメント、スライド、PDFなどの資料ファイルの格納庫です。容量無制限のため、動画などの大規模データも含めて安全に保管することができます。これによってレポートや資料などをクラウドで共有。同一アカウントであればどの端末からでも閲覧や保存が可能です。

埼玉県のG Suite for Education活用事例

最後に、G Suite for Education活用事例をご紹介します。高校生の学力向上を目指し、既存の授業の改善と新たな授業形態の実践を推進する埼玉県。生徒が授業中に活用できるGoogle ドキュメントや Google スプレッドシートなどのツールの充実さや、効果的な学習支援ができることも評価されて、2013年からG Suite for Educationが採用されました。

また、採用されたもう1つの理由として、確実なセキュリティが挙げられます。Chromebookと管理コンソールは、アカウントがクラウドで一元管理できる単純明快な仕組みです。シンプルな構成のため、設定や管理を効率化することも可能です。

このような評価に加えて、気になる価格面ですが、Chromebookは大幅なコスト削減になります。インターネットブラウザ以外に独自のサーバーやクライアント ソフトウェアを購入、維持する必要がありません。そのため、ウイルス対策ソフトなどを別途購入しなくてすむのです。サービスのアップデートもGoogleがサーバー経由で実施。ITインフラ管理に必要だった今までの時間や費用が大幅に削減されます。

驚くことに、Chromebookの活用で学力が向上したことも明らかになっています。G Suite for Educationを活用した協調学習によって、ツールを使わない生徒よりもテストの平均点が約15点も違ったのです。この取り組みでは、「生徒の目の輝きが違う」というような教員の実感による定性的な評価ではなく、ICT活用による学びの効果を定量的に示した例だといえます。
※参照:「主体的・対話的で深い学び」の実現を目指す埼玉県は G Suiteを県立高校
     全校で「学びの支援ツール」として活用。そして Chromebook の導入へ

    (最終閲覧日:2020年8月21日)

G Suite for Educationの活用サポートがポイントとなる

より良い学習環境を実現するために、世界中の教育現場がChromebookの導入を進めています。Chromebookは学習の効果を高める機能を武器に、ICT先進国のアメリカでも支持されているのです。国内における人気の高まりも予想される今、G Suite for Educationの活用サポートは欠かせない要件といえるでしょう。

しかし、タブレット導入から運用に至るまでの様々なフェーズで不安はつきものです。そこで、ダイワボウ情報システムは、お客様の課題、実情に合わせた幅広い提案とサポートをご提供。導入提案のみならず、導入実務のサポートや導入後の定着支援もトータルで実施します。

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