アフターGIGA

導入フェーズ教育ICT未導入期

運用後に考えておくべき、「アフターGIGA スクール本格チェックリスト」~クラウド利用編~

2021.12.13

GIGAスクール構想により1人1台端末の整備が完了した学校では、安心・安全な端末の利用や安定したネットワーク環境の整備といった、運用・管理面での不安が生まれています。そこでこの記事では、運用・管理面の不安を解消するために抑えておきたいポイントをチェックリスト形式で紹介します。

GIGAスクール構想によって96.1%の自治体で端末の整備が完了

児童生徒へタブレット端末を1人1台配布し、校内における高速通信環境を整備する「GIGAスクール構想」が現在実施されています。
文部科学省の「端末利活用状況等の実態調査」によると、全国の96.1%の自治体で端末の整備が完了したと発表されています(令和3年7月末時点)。このことから大部分の学校ですでに1人1台端末の導入が実現していることがうかがえます。

端末整備が完了し運用を開始した学校では、どのように運用・管理をしていくかが課題となっています。そこで次章では、端末の運用を開始した学校が抱えている不安について紹介します。

端末運用を開始した学校が抱えている運用への不安

端末整備が完了した学校は、以下の3つの点で運用への不安を抱えています。

児童生徒が安心・安全に活用できるか

1つ目は、児童生徒が安心・安全に活用できるかという点です。タブレット端末はインターネットに接続して使用することが多く、学校での授業中や家庭に持ち帰り学習する際に、タブレット端末を教育上不適切な目的で利用しないかという不安があります。また、端末が不具合を起こさないかという懸念もあります。
こうした不安を解消するためには、破損・故障時の対応の仕方を事前に決めておくことが大切です。加えて、フィルタリング設定や持ち帰り学習時の端末使用ルールを決定しあらかじめ周知しておく必要もあります。

上記のような不安への対策として以下のソリューションがあります。
メーカーの保証期間を延長できるサービスや万が一の故障に備えたデータリカバリーサービスなど、安心・安全なICT機器の活用に向けたさまざまなサポートを提供していますので、ご関心の方はぜひご覧ください。

全児童生徒の接続に耐えうるネットワーク環境になっているか

2つ目は、全児童生徒が授業中の端末利用で一斉に接続しても耐えられるネットワーク環境かどうかという不安です。1人1台端末を運用するにあたって通信の負荷が大きくなり、学校のネットワーク環境が遅延を起こさないか、また遅延によって授業に影響が出ないかといった懸念があります。

個人情報保護条例への対応はどうすれば良いか

3つ目は、個人情報保護条例への対応に関する不安です。クラウドに個人情報を保存しないことや、個人情報が入ったシステムをインターネットに接続しないことなどが規定されているケースがあります。

しかし、GIGAスクール構想では各児童生徒が個別にアカウントを所有し、クラウド利用することを前提としているため、この条例との兼ね合いが問題となります。このことから、児童生徒の個人情報をどう取り扱うべきか悩んでいる学校も少なくありません

次章では、こうした運用・管理に関する不安を解消するために押さえておきたいポイントをチェックリストとして紹介します。

クラウドサービスの運用管理で押さえておきたい5つのチェックリスト

クラウドサービス利用に適したセキュリティポリシーとなっているか

教職員や児童生徒が安全かつ安心してクラウドサービスを利用するためには、各教育機関のセキュリティポリシーがクラウドサービス利用に準じたものになっている必要があります。
利用するクラウドサービス自体のセキュリティも重要であるため、サービス提供者のセキュリティ対策を確認することも大切です。

全児童に提供できる命名規則が定まっているか

全児童にアカウントを配布するため、在籍児童数に対応した命名規則を定める必要があります。
また、適切なアカウント情報取り扱いのためにも、アカウント用個人カードにIDを記載し配布することも重要です。

アカウント運用上の注意点を周知できているか

アカウント配布時には、取り扱い上の注意事項を説明する機会を設ける必要があります。また、配布時以外にも注意点をすぐにチェックできる資料が作成されているか確認しておくことも重要です。

校内全域でネットワークを快適に活用できる環境となっているか

校内にネットワークの接続環境が悪い場所があるために、タブレット端末を使用できないという事態を招かないよう配慮する必要もあります。アクセスポイントが校内に多数あり、多くの端末が接続できる設定になっているか確認するとともに、校内無線LANの接続状況(電波干渉の有無など)を確認しておくことも大切です。

児童生徒が同時活用してもインターネットへの接続に問題はないか

タブレット端末を用いた授業を快適に行うためには、複数のクラスの生徒が同時に接続しても回線がひっ迫しないようなネットワーク環境の整備が求められます。そのためには、特定のクラウドサービスであればインターネットに直接かつ安全に接続できるLBO(ローカルブレイクアウト)技術を用いて、センター集約の回線は残しつつ、学習系など特定の通信を学校から直接インターネットに接続する構成を検討する必要があります。

以上のようなクラウドの運用管理以外にも、導入後の運用には多くの課題があり、現場の悩みの種となっています。そこで次章では、これらを解決する提案をサポートする「DIS」(ダイワボウ情報システム)について紹介します。

自治体に求められる提案をサポートする「DIS」

クラウドサービスの運用にあたって、販売店は自治体に対し、さまざまな課題を解消する提案を行う必要があります。
全国の自治体とつながりのあるダイワボウ情報システムは、自治体それぞれの状況に適した提案を支援しております。全国90以上の販売拠点と文教専任部隊を有しており、実績も豊富です。そのため、アフターGIGAにおける課題の解消に向けて、強力なサポートを提供できます。

アフターGIGAの提案で販売店に求められる内容については、下記資料にて詳しく解説しています。ご関心の方はぜひご覧ください。

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