アフターGIGA

導入フェーズ教育ICT定着期

【2022年】アフターGIGAにおける児童生徒の
学びの課題解決のために販売店がすべきこと

2022.08.26

ICT環境が整備されつつあるアフターGIGAの教育現場では、各児童生徒の特性に合わせた「個別最適化された学び」が実現可能です。しかし、個別最適化された学びの実現には多くの課題もあります。本記事では、そうした課題の内容をご説明したうえで、解決に導く提案として、デジタルドリルやデジタル教科書などの導入事例をご紹介します。

アフターGIGAで顕在化した児童生徒の学びに関する最新課題

文部科学省が主導する「GIGAスクール構想」の進展により、教育現場では児童生徒のICT端末の導入が急速に進みました。2021年7月には1人1台端末が実現し、ハード面における基本的な整備はほぼ完了したと言えます。
ハード面の整備が完了しつつあるアフターGIGAの現在、学校教育の目指すべき姿として個別最適化された学びと協働的な学びの一体的な充実が掲げられています。

個別最適化された学びとは、ICT教育により、量・質ともに充実したレベルのデータを、収集・蓄積・分析・活用することを通して、個々の児童生徒の特性に適した多様な方法で学習を進めることです。
協働的な学びとは、音声や画像、データなどを時間や場所に縛られず蓄積・送受信することで、さまざまな人達と協働・協調して学習することを指します。

1人1台端末の整備が完了してから数か月経った現在、現場ではこの2つの学びに関する課題が顕在化しています。特に、個別最適化された学びに関する課題が多いのが実情です。
以下では、個別最適化された学びにおける現状の課題をご紹介します。

課題①:児童生徒1人ひとりのフォローアップができていない

個別最適化された学びは、「指導の個別化」と「学習の個別化」に分けられます。

1つ目は「指導の個別化」に関する課題です。
指導の個別化は、全ての児童生徒が一定の目標を達成することを目指し、児童生徒1人ひとりが異なる方法で学習を進めることで、効果的な学び方を児童生徒自身が知ることをミッションとしています。

そのためには、1人1台端末にて各児童生徒のデータを収集・活用することが重要です。個々の学習進度や到達度に応じて、指導方法・教材や学習時間などを柔軟に提供・設定するフォローアップが行えます。
しかし、教職員の過大な業務負担やICT端末に関するリテラシーが不十分であることから、実際には細やかなフォローアップを行えていない教育現場が多いです。

課題②:児童生徒の自主・自発的な学習が促される環境ができていない

2つ目は「学習の個別化」に関する課題です。
学習の個別化は、児童生徒1人ひとりの興味・関心に応じて目標を設定し、学習を深めたり、広げたりすることを意味します。各児童生徒がどのような方向性で学習を進めれば良いか、自主的・自発的に考えられるようにすることがミッションです。
そのためには、ICT端末を情報の探索やデータの処理・視覚化、情報発信などの活動に積極的に活用し、児童生徒の興味・関心を生かした自発的な学習が促されるような環境作りが必要です。
しかし、多くの教育現場でそうした環境はまだ整っていません。


次章では上記2つの課題に対して販売店営業が教育現場から求められていることについてご紹介します。

課題解決に向けてこれから販売店営業がすべきこと

アフターGIGAでの目指すべき学校教育の姿を実現するために、前述のようなICT教育の学びに関する課題解決に向けたサポートや提案を行うことが販売店には求められます。

たとえば指導の個別化ならば、学習状況を正確に把握し改善に向けた指導をするための、データによる学習状況の分析や、学習履歴の利活用環境の整備が必要です。
また、児童生徒の学習進度や苦手科目・問題をAIが分析し最適な課題・ドリルを提示するサービスや、課題のフィードバックを通じて各児童生徒とコミュニケーションが取れるツールの提供も有効です。

学習の個別化に関しては、児童生徒の回答をクラス内に公開し、学習を活発化させたり、教職員との質疑応答ができたりする機能が必要です。そのためには授業や家庭学習を支え、自主的・自発的な学習を促せる学習支援コンテンツの提供・提案が求められます。

販売店営業がアフターGIGAにて提案すべき2つのツール

前章でご紹介した課題解決策や提案内容を踏まえたうえで、以下では販売店営業がアフターGIGAの教育現場に提案すべきICT教育を支えるツールを2つご紹介します。

デジタルドリル(AI搭載ドリル)

1つ目はデジタルドリル(AI搭載ドリル)です。
これは、教職員が出題した問題に対する児童生徒1人ひとりの正答・誤答に応じて、AIが最適なドリルを選び、自動で出題するものです。ドリル内には、各児童生徒に応じた補助的な内容から発展的な内容まで含まれているため、児童生徒自身の学びを促進します。
これ以外にも、児童生徒の学習状況によって宿題の量や内容を調整したり、学習目標を児童生徒自身が決める機会を設けたり、個別最適化された学びを実現する機能が多く搭載されています。

デジタル教科書/デジタル百科辞典

2つ目がデジタル教科書やデジタル百科事典です。
これらは、紙の教科書や百科事典と同一の内容を、そのままデータ化した電磁的記録である教材を指します。デジタル化によって、拡大縮小、ハイライト、共有、反転、リフロー、音声読み上げ、総ルビ、検索、保存といった機能が活用でき、学びの一層の充実が期待できます。
また、動画やアニメーション、ドリル・ワーク、参考資料などの他のコンテンツと組み合わせ、一体的な活用をすることで児童生徒の学びを促進します。

2022年最新ツール導入事例2選

ご紹介したツールの具体例として、デジタルドリルの「navima」や、デジタル教科書・百科事典の「ニューコース学習システム/ニューワイド教材ライブラリ」があります。
以下では、これらのツールを導入した教育現場の事例をご紹介します。

事例①:静岡県袋井市浅羽南小学校様

静岡県袋井市立浅羽南小学校では、これまで紙ドリルを利用していたため、単純な丸つけや提出者の確認、プリントを刷る時間に多くの時間が割かれ、児童生徒1人ひとりに向き合える時間が限られてしまう課題がありました。
そこで児童生徒に向き合う時間を増やすため、デジタルドリル「navima」を導入し、紙ドリルによるムダな工数の削減に取り組んでいます。また、紙のドリルでは簡単に得られない「学習データの蓄積」の有効的活用にも取り組む予定です。

ICT教育で教職員に求められるICT活用指導力について以下資料にてご紹介しています。


事例②:中間市立中間西小学校様

福岡県中間市立中間西小学校では、1人1台タブレットが整備されていましたが、端末を使う機会が少ないのではという不安や課題がありました。
そこで、ICTの活用機会の増加と児童のICTスキルを伸ばし、学習の幅を広げることを目標に「ニューコース学習システム/ニューワイド教材ライブラリ」を導入しています。

具体的なツールの導入効果は以下資料にてご紹介しています。ぜひ、あわせてご覧ください。


DISならアフターGIGAに求められる環境整備・運用サポートを提案可能

DISはアフターGIGAの教育現場に求められる環境整備・運用サポートに関するご提案を行っています。
あらゆるハードウェア・ソフトウェアメーカー様と強固なパートナーシップを築くことで、販売店様のご要望に合わせた最適な提案が可能です。また、ICTの活用支援や研修サービスのほか、現場の要望を反映させた当社オリジナルプロダクトの開発・販売も行っています。

以下資料では、DISが考えるアフターGIGA時代の販売店に求められる提案をまとめています。ご関心のある方はぜひご覧ください。

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