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学習eポータルの
提供各社の特徴と提案ポイントをご紹介!

2022.12.23

GIGAスクール構想の進展により1人1台端末が整備された現在、文科省が開発したCBTプラットフォームであるMEXCBTを利用するのに必要不可欠な学習eポータルの導入構想を把握し、必要に応じ提案する事が販売店には求められています。本記事では、教育現場への提案時に知っておきたいMEXCBTと学習eポータルとの関係性や各社が提供する学習eポータルの特徴、提案のポイントなどをご紹介します。

MEXCBTと学習eポータルの関係性と備える機能

GIGAスクール構想により1人1台端末の整備が完了した現在、デジタル教育ならではの「個別最適化された学び」を実現させるものとして導入や検討が行われつつあるのがMEXCBTと学習eポータルです。MEXCBTと学習eポータルは、全国の学校でCBT(コンピュータを利用して行う教育や試験の総称)を実現するためのプラットフォームであり、以下のような役割分担となっています。

・MEXCBT
文科省が開発・提供する公的CBTプラットフォームであり、児童生徒の学習効率を向上させる役割があります。具体的には、国や地方自治体などの公的機関が作成した約3万の問題管理や出題、採点処理などに特化している点が特徴です。

・学習eポータル
民間事業者が開発・提供する、児童生徒の学習の窓口機能を持つ教育機関向けプラットフォームです。MEXCBTやデジタル教科書・教材などの学習用ツールを利用するときのハブとしての役割があります

上記のように、MEXCBTをはじめとした学習ツールを活用するためには、学習eポータルからのアクセスが必要不可欠です。以下記事では、MEXCBTと学習eポータルの概要について詳しく解説しています。ぜひ、あわせてご覧ください。



また、学習eポータルには以下のような機能があります。

・児童生徒1人ひとりの学習の記録を表示する機能
・MEXCBTからの問題選択や解答結果の表示機能
・今後の見込みではあるが、デジタル教科書・教材などが学習eポータルに準拠され、学習状況の把握や振り返りができるようになる

個別最適化された学びの実現を目指す教育現場に適切な提案を行うためにも、上記でご紹介した学習eポータルの役割や機能について理解しておくことが重要です。次章では学習eポータルの機能の領域ついてご紹介します。


学習eポータルの2つの領域

学習eポータルの機能は、大きく2つの領域に分けられます。

協調領域

協調領域は、MEXCBTやデジタル教科書・教材などの学習ツール間の相互互換性を担保するため、決められた標準モデルにしたがって必須で搭載しなければならない機能の領域です。学習ツール連携機能やスタディログ連携機能が該当します。

競争領域

競争領域は、協調領域以外の部分を指し、各社が創意工夫して独自に機能を実装できる領域です。代表的なものとして、ダッシュボード機能や時間割り・スケジュール機能などがあります。

以上を踏まえたうえで、各社が提供している学習eポータルの特徴についてご紹介します。

各社の学習eポータルの特徴

L-Gate(内田洋行)

内田洋行が提供する「L-Gate」は、クラウド型の学習eポータルです。
文科省の令和2年度 MEXCBT実証事業における実証用eポータルとしての実績があり、Edumall(コンテンツ配信サービス)との連携により、デジタル教科書へのアクセスが容易な点が特徴です。また、クラス情報の登録や年次更新などのアカウント管理機能やシングルサインオン機能により、1人1台環境で生じる教職員・児童生徒の負担を大幅に軽減できます。

Open Platform for Education (NEC)

NECが提供する「Open Platform for Education」は、無償・有償ともにサポートメニューが充実している点が特徴です。
「Open Platform for Education」上で提供される複数のAI技術を活用した「協働学習支援ソリューション」は他社にはないサービスであり、教員と児童生徒の学びの声を授業中や授業後に可視化しフィードバックできます。また、全教科対応ドリル教材、プログラミング教材などさまざまなデジタル教材をシングルサインオンでシームレスに利用可能です。

まなびポケット(NTTコミュニケーションズ)

NTTコミュニケーションズが提供する「まなびポケット」は、すでに240万人に利用されている教職員をエンパワーする教育プラットフォームです。
出欠連絡や連絡帳機能をスマホアプリで利用できることや無償の保護者向け機能も充実しています。プラットフォーム上にある各社コンテンツと、NTTコミュニケーションズ株式会社が無料提供するコミュニケーション機能を利用できる点も特徴です。

Qubena(COMPASS)

COMPASSが提供するAI型教材の「Qubena」は、これまでご紹介した学習eポータルと同列のものではなく、AI型ドリル教材経由でMEXCBTと連携し、来年(2023年)度の全国学力学習状況調査に対応した学習eポータルです。
デジタル教科書・デジタル教材・校務支援システムなどと幅広く連携ができます。

次章では、上記でご紹介した学習eポータを使って利用できるMEXCBTを教育現場が導入する流れについてご紹介します。

学習eポータルを使ったMEXCBTの導入の流れと
販売店が行うべき取り組み

教育現場がMEXCBTを導入するためには、学習eポータルを選定し、導入申し込みをする必要があります。つまりMEXCBTを利用するための入り口として、学習eポータルが求められるということです。

そこで販売店は、上記で紹介した複数の学習eポータルを比較検討し、自社商流に取り込める学習eポータルを選定・提案することが重要になります。これにより、今後学習eポータルに付け加えたいデジタル教科書・教材などを販売しやすくなります。

個別最適化された学びに向けた「学習eポータル」提案のポイント

現時点の学習eポータルは、MEXCBTの導入に際し費用が発生しない基本機能のみの利用がほとんどであり、基本機能については各社差異がありません。しかし、今後有償のドリル教材やスケジュールソフトなどの課金を見据えた提案のフェーズに入っていきます。そうなった場合、1度導入された学習eポータルを覆すのは困難です。

そのため、販売店はまず「MEXCBT」 と 「学習eポータル」の概要や機能、関係性を理解することが重要です。そして、「将来的に学習eポータルにMEXCBT以外の機能やソフトを実装し利用していく計画があるか」教育委員会の意向を確認し、提案することがポイントです。

以下資料では、「MEXCBT」 と 「学習eポータル」 のそれぞれの概要や関係性について詳しく解説しています。今後、「学習eポータル」のご提案をお考えの方はぜひご覧ください。

関連資料のご紹介

「MEXCBT」と「学習eポータル」について

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