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アフターGIGAにおけるオンライン授業成功事例紹介

2021.07.21

教育現場のICT化を推進するGIGAスクール構想。新型コロナウイルスの影響もあり、ICTを活用したオンライン授業が全国の学校で実施されています。一方でオンライン授業には様々な課題があり、全ての学校で運用が定着しているわけではありません。そこで今回は、アフターGIGAにおけるオンライン授業の活用事例をご紹介します。

オンライン授業は不要?オンライン授業実施で見えてきた課題

まず初めに、オンライン授業に対する教員の認識から見ていきましょう。東洋経済新報社が小・中・高の教員に向けに実施したアンケート(全国600人の小・中・高の教員に向けた独自アンケート、2020年5月・12月実施)の結果からは、GIGAスクール構想の実現が進む中での教育現場の変化を見ることができます。

「オンライン授業をしたことがあるが、現在はしていない」との回答者は、5月時点では5.7%であったのに対し、12月は14.5%と3倍近い数値になっています。これは新型コロナウイルスによる休校措置の対応としてオンライン授業が実施されたものの、休校が解除され元のスタイルに戻ったことを意味するのでしょう。

上記より本来であれば定着が進むはずのオンライン授業ですが、まだまだ課題が残されていると推察できます。具体的な課題としては、次の2点が挙げられます。

生徒の反応がわからない

1つ目の課題として、「生徒の反応がわからない」「生徒の様子がつかみづらい」といった声があります。それまでの対面の授業では、生徒の様子を見ながら授業の進行や構成を工夫することが可能でした。

しかし、授業を録画するオンデマンド型ではどうしても一方的な内容になってしまうことがあります。また、リアルタイム型のオンライン授業を行ったとしても、顔出しを強制しない場合には、生徒の反応がわかりません。こうした点は、授業を行う上での双方向性が課題であることを示しています。

インフラ整備や授業のためのICTの設定

次に挙げられる課題として、オンライン授業を行うこと自体が教職員の負担を増やしている点が挙げられます。GIGAスクール構想の本来の目的は、生徒だけでなく教職員にとっても良い環境をつくることです。ICTを活用することで教育現場の生産性向上が期待されていますが、現実にはICT機器活用になれるという過程にあるためこれまで以上の負担が生じているケースも見受けられるのです。

オンライン授業を実施するとなると、教職員はオンライン授業用の資料を作成したり、動画撮影・編集をしたりする手間が生じます。その上、ICTツールの整備・管理も教員が行う場合、負担があまりにも大きくオンライン授業実施が難しいと判断する場合もあるようです。

では、こうした課題を乗り越え、オンライン授業を成功させるためには、どのようなポイントがあるでしょうか。

オンライン授業を成功へ導く工夫とは

まだまだ課題の多いオンライン授業ですが、なかにはオンライン授業の利点をうまく生かしている学校もあります。そこでは、次のような工夫が見受けられます。

工夫① 教材として使う資料やワークシートを事前にメールの添付ファイルなどで一斉に送る

対面授業からオンラインに代わるからと言って、1から全てを変える必要はありません。

例えば、事前に予習を課すなど、従来の授業で学習効果を高めていたやり方は引き続き取り入れるべきでしょう。オンライン授業であれば紙のプリントを手渡しする必要もなく、メールに添付ファイルをつけて一斉送信することも簡単。手軽なコミュニケーションという点では、より優れているともいえます。また、授業当日になんらかのトラブルで「教材にアクセスできない」という状況を避けるために、事前に教材を手元に用意させておくというメリットもあります。

工夫② 録画をして、後で再利用

オンライン授業ならではのメリットとして、手軽に授業の映像を残すことができる点が挙げられます。授業の録画は、児童生徒だけでなく教職員にとってもメリットがあります。児童生徒にとっては録画映像を用いて復習をすることで、理解を深めることに役立ちます。教職員にとっても、授業映像を見返すことで次回の授業準備に役立てることができ、授業準備の効率化に活用することができます。

工夫③ 参加者が文字を書き込むことができる機能を使用

オンライン授業では双方向性に欠けるという不安がありますが、機能をうまく使うことで対面授業のような双方向性を実現することも可能です。例えばZoomであれば、黒板のように自由に書き込みができるホワイトボード機能を用いて、感覚的に意思表示ができる工夫も。オンライン授業では、特に能動的な参加を促す工夫が重要になります。

アフターGIGAにおけるオンライン授業活用事例

アフターGIGAにおいて、多くの学校がオンライン授業の実施方法を模索しています。ここからは、オンライン授業の具体的な成功例についてご紹介します。

活用事例:オンライン社会科見学

新型コロナウイルスの影響により、運動会や遠足など様々なイベントが中止となりました。社会科見学についても実施を見送る学校が多い一方で、オンライン社会科見学を実施した学校も存在します。普段であれば教職員の引率のもと、児童生徒自ら文化施設や企業などに訪問をします。しかし、オンライン社会科見学では現地に行くのは ”教職員のみ” です。

ある学校では、教職員がカメラを手に地元の工場を見学し、教室にいる児童生徒たちに動画を配信。実況を交えながら工場の様子を伝え、児童生徒の学びの機会をつくっています。必要な道具はスマートフォンとZOOMのみ。特別な機材がなくとも、知恵と工夫でオンライン社会科見学を成功させています。

活用事例:映像制作授業

タブレット端末の使用を前提とした授業デザインを行うことも、オンライン授業成功のヒントとなります。例えば、タブレット端末の活用を促すために児童生徒に映像制作を課題として課すことも有効です。

こうすることで、児童生徒は課題に取り組む中で自然とツールを使うことを楽しみ、積極的に授業に参加をするようになります。実際に小・中・高校生を対象に、映像制作を通じた教育支援プログラムも行われており、全国の学校が取り組みをはじめています。

従来の発想とは異なる新しい授業のかたちに必要な販売店のサポート

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今回ご紹介したように、オンライン授業成功のためには「従来通りの発想で良い部分」と「今までとはまったく異なる発想」の両方の側面が必要となります。本来オンライン授業は、オフライン授業の一時的な代用案ではなく、生徒に対する個別最適や多様性のある授業を実現するための新たな手法であるはずです。

だからこそ、目的に応じてオンライン授業をフル活用できるための支援が求められています。教職員のICT機器への苦手意識も強い中、オンライン授業を成功に導くためには販売店のサポートが必要不可欠でしょう。

ダイワボウ情報システムのサービス&サポートは、「教材をどうすれば良いのかわからない」「教材は何が必要なのか」といった先生の支援を行うためのサービスです。時間や場所にとらわれずに先生が自由に使ってオンライン授業用の教材作成や配信ができる「おてがる遠隔授業パック (先生用)」や、学校の教室で黒板を使った授業を撮影して、編集や配信ができるパッケージの「おてがる遠隔授業パック (教室用)」など、豊富なサービスをご用意しています。

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