Windows 10 用のセットアップからライセンス割り当て迄の手順
①Windows 10 用のプロビジョニングパッケージを作成するためのツール(ストアからインストールできるWindows Configuration Designer)のインストール手順
②プロビジョニングパッケージ作成手順
③セットアップ手順
④ライセンスの割り当て手順
<注意点>
- プロビジョニングパッケージを保存するためのUSB メモリはリムーバブルディスクとして認識されるものをご準備ください。(ローカルディスクとして認識されるものは利用できません。)
- USB メモリにプロビジョニングパッケージは1つのみの導入としてください。(適用時に1つのプロビジョニングパッケージが当たるようにすること。)
- プロビジョニングパッケージ適用後、ユーザーアカウントにプロビジョニングパッケージ名がついたアカウントが出現しますが、これはプロビジョニングパッケージに紐づいた一意のIDなので削除しないでください。
- Windows Kits、Set up School PCs を一度利用された場合は端末を初期化し、Windows ADK、WCD(Windows 構成デザイナー)で再度プロビジョニングをお試しください。
- プロビジョニングパッケージにプロビジョニング時に使用するSSIDを設定されていない場合、端末ごとに手動設定されるか、初期化し新たにプロビジョニングパッケージを作成ください。
- Azure Active Directory for Education、Azure Active Directory for Basic for Educationはユーザー割り当てが必要な為、原則ユーザーに対してのライセンス割り当てとなります。(ライセンスに含まれるデバイス管理用のIntune for Education はユーザー割り当てが必要か、テナントに存在するだけで良いか調査中ですが基本ユーザー割り当てで支障ない為、ユーザー割り当てでお願いいたします。)
①プロビジョニングパッケージを作成するためのツールのインストール手順
以下のURLにアクセスします。
https://www.microsoft.com/ja-jp/p/windows-configuration-designer/9nblggh4tx22?rtc=1&activetab=pivot:overviewtab
ブラウザが起動し、下記の画面が表示されますので、[入手]をクリックします。

下記画面が表示された場合は、[×]をクリックします。

再度、[入手]をクリックします。

[必要ありません]をクリックします。

下記画面が表示された場合は、[×]をクリックします。

②プロビジョニングパッケージ作成手順
[Provisioning desktop devices]をクリックします。

[Name]にプロビジョニングパッケージの名前を指定し、[Project folder]でプロビジョニングパッケージと関連ファイルを保存するフォルダを指定します(フォルダの場所は既定のままでも問題ありません)。
[Finish]をクリックします。

[Device name] に”デバイス名の先頭の文字列-%SERIAL%” などを設定し、[Next]をクリックします。

[Set up network]を“On”にします。
PCを初期設定する場所(キッティングセンターなど)で利用するWi-FiネットワークのSSID、ネットワークの種類、パスワードを設定します。
[Next]をクリックします。

[Manage Organization/School Accounts]で”Enroll in Azure AD”を選択します。
[Bulk Token Expiry]はプロビジョニングパッケージの有効期限を設定しますが、既定で最大の有効期限(180日間)が設定されていますので、既定のままにしておきます。
[Get Bulk Token]をクリックします。

認証画面が表示されますので、テナントの管理者アカウントを指定し、[次へ]をクリックします。

パスワードを指定し、[サインイン]をクリックします。

[組織がデバイスを管理できるようにする]のチェックボックスをオフにし、[いいえ、このアプリにのみサインインします]をクリックします。

“Bulk Token Fetched Successfully”のメッセージが表示されていることを確認します。
ローカル管理者アカウントを作成するように設定します。[Username]、[Password]に任意のユーザー名とパスワードを指定します。
[Next]をクリックします。

[Next]をクリックします。

[Next]をクリックします。

[Switch to advanced editor]をクリックします。

[Yes]をクリックします。

[Runtime settings]-[ConnectivityPlofiles]-[WLAN]-[WLAN Setting]を開き、前述の手順で作成したWi-Fiプロファイルをクリックし、[Hidden Network] を“TRUE” にします。

•[WLAN Setting]をクリックします。[SSID]に学校で利用するWi-FiのSSIDを入力し、[Add]をクリックします。

SSIDが追加されたことを確認します。

追加したSSIDをクリックし、[Security Type]で該当する項目を選択します。

[Security Key]にWi-Fiのパスワードを指定します。

学校ごとにWi-FiのSSIDが異なる場合には以下作業が必要となります。
「➀学校ごとにプロビジョニングパッケージを準備する」
または、
「➁1つのプロビジョニングパッケージに学校で利用するSSIDをすべて登録する」
上記いずれかの作業が必要になります。
➀の場合は、2-15~2-18の手順を必要数分繰り返して複数の学校分のSSIDを設定します。
ここまでの設定を保存します。[File]-[Save]をクリックします。

下記画面が表示された場合は、[OK]をクリックします。
下記画面が表示されない場合は、次の手順に進みます。

プロビジョニングパッケージを作成します。
[Export]-[Provisioning package]をクリックします。

[Next]をクリックします。

[Next]をクリックします。

[Browse...]をクリックします。

プロビジョニングパッケージを保存するUSBメモリを作業しているパソコンに差し、保存先をUSBドライブにします。
プロビジョニングパッケージのファイル名を指定し、[保存]をクリックします。

保存先がUSBドライブになっていることを確認し、[Next]をクリックします。

[Build]をクリックします。

保存先がUSBドライブになっていることを確認し、[Next]をクリックします。

[Build]をクリックします。

[Finish]をクリックします。

USBメモリ内にプロビジョニングパッケージファイルと.catの拡張子のファイルの2つが保存されていることを確認します。

◆以上でプロビジョニングパッケージの作成は完了です。
③セットアップ手順
<端末セットアップイメージ>
プロビジョニングパッケージを端末に適用してMDMに登録する。
注意:初期セットアップ画面にて適用が失敗した場合は、再度適用を実施してください。
(AD登録が不合格となる際はネットワーク遅延が発生していないかなどご確認ください。)
①端末をMDMに登録
端末の電源をONにし、USBメモリを挿入して、端末の初期設定の作業を完了します

②MDMによる展開(自動処理)
(端末利用者側の作業)※ご参考まで
端末の利用者がログインすると、MDM の設定がクラウド経由で自動適用されます

ホーム-Microsoft Azure にアクセス。
1、「Azure Active Directoryの管理」の「表示」を選択。

2、左管理タブよりグループを選択。

留意:予めライセンスを割り当てるユーザーをグループで管理している想定で、ライセンスはグループに対しての動的割り当てとなります。
3、ライセンスを割り当てるユーザーが追加されているグループにチェックを入れる

4、左管理タブより【ライセンス】を選択。
5、【割り当て】を選択。

6、【Microsoft 365 A1 for students】もしくは【Microsoft 365 A1 for faculty】にチェックを入れ、保存を選択。

7、アクティビティログに「ライセンスの割り当て成功」が表示されましたら、ライセンス割り当て作業は以上となります。

以上でライセンス割り当て手順は終了です。