単元について

単元の概要 単元のねらい
学年・教科 小学校3年 体育
  • 基本的な跳び越し技(切り返し系、回転系)に取り組ませ、それぞれの系について自己の能力に適した技ができるようにする。
  • すべての児童が運動の楽しさや喜びを味わう。
単元名 器械運動(跳び箱運動)
主に活用したICT機器等 タブレットPC大型モニター
主に活用したアプリケーション等

デジタル教材
遅延再生ソフト

授業実践事例

●授業の目標
・助走から両足で踏み切り、脚を左右に開いて着手し、跳び越えることができる。
・運動に進んで取り組み、きまりを守り仲よく活動をしたり、場や器具の安全に気をつけたりすることができる。
・自己の能力に適した課題をもち、技ができるようにするための活動を工夫できる。

  授業の流れ 指導のポイント(ICT活用ポイント含む)

導入

5分

1.準備運動
2.めあての確認
「技のポイントに気を付けて、開脚跳びをしよう」

・技にはポイントがあることを理解させる。

展開

30分

3.開脚跳びのポイント確認

開脚跳びを美しく跳ぶために改善すべき課題をポイントから選ばせる。

①助走・踏み切り

②着手・跳び出し

①着地

 

4.前半の活動

 ・選択した課題に応じた練習場所に分かれて活動する。

 ・動画を見て、自分のつまづきを確認する。

 ・友達の技を見て助言する。

 

5.前半の活動ふりかえり

 友達の意見を参考にし、課題解決のための新たな視点をもたせる。

 

6.後半の活動

 前半と同じように、友達の技を見て助言する。

 

・ポイントを撮影できる位置にカメラをセットし、遅延再生ソフトで技を確認する。

   

ICT活用ポイント

大型モニタで手本の動画を見せながら、開脚跳びのポイントについて整理する

ICT活用ポイント

自分の運動する姿を動画に撮ることで、客観的にふりかえり、課題であるつまづきを見つけることができる

ICT活用ポイント

手本の動画と児童を撮影した動画を並べて比較することで、技の完成度を確認する

・前半の課題が解決できたら、課題を変えながら練習するよう指示する。

まとめ10分

7.ふりかえり・まとめ
 めあてや練習方法、活動の成果をふりかえる。
8.整理運動

 

・技能が向上した児童に、活動前の課題や練習方法を発表させ、習得した動きを全体に紹介させる。

  

・次時はどのような練習をしたいか投げかけ、意識づけをする。

 

ICT活用ポイント

手本の動画で興味を高め、正しい動きをしっかり確認!

お手本となる動画は、そのフォームの美しさで児童に強い印象を残します。児童の興味・関心を高め、技のポイントとなる箇所を停止・繰り返し再生することで、正しい動きを知り、友達にわかりやすく説明することができます。

大きな画面で技の完成度を確認しやすく、運動時間も有効活用!

遅延再生ソフトを用いることでPC 操作にかかる時間を短縮でき、運動時間を確保して時間を有効活用できます。

タブレットPCの画面はデジタルカメラ、ビデオカメラに比べて大きく見やすいため、技の完成度を確認しやすいメリットがあります。

手本の動画と自分の動きを客観的に見ることで、課題を発見!

お手本となる動画と自分の動きを比較し、ペアでお互いに課題を確認してフォーム改善にいかします。客観的な視点で自分の運動の様子を観察できることは児童にとって新鮮で、意欲の向上にもつながります。