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授業の中にタブレットが自然に入りこむ「PenPlus Classroom」と「ヘキサゴン」

2016年10月17日 記事

株式会社ガイアエデュケーション 齊藤 みき氏、大林 春樹氏、土屋 亜里紗氏(左から)
株式会社ガイアエデュケーション 齊藤 みき氏、大林 春樹氏、土屋 亜里紗氏(左から)

2020年に1人1台のタブレットを導入するという国が掲げた目標に対し、教育委員会は急ぎ整備を進めている。しかしながら、実際タブレットを活用する現場とのギャップは埋めきれない。とりあえず使うにはハードルの高いタブレットに戸惑う教員は多い。そこで今回は株式会社ガイアエデュケーション(以下ガイアエデュケーション)が提供する「PenPlus Classroom」と「ヘキサゴン」を紹介したい。タブレット導入への不安を丁寧に解決してくれる製品だ。

タブレットの最大の効果とは? ICT機器を活かす授業

 タブレットを活用した授業で教員が不安に感じている点といえば「自分の授業スタイルを変えなければいけないのか?」ということだろう。

長年児童・生徒と向き合い積み上げてきた授業スタイルは教員一人ひとりが持つ財産といっていい。これをもう一度ゼロから積み上げることに抵抗を感じることは必然だ。

株式会社ガイアエデュケーション          取締役営業本部長 大林 春樹氏
株式会社ガイアエデュケーション          取締役営業本部長 大林 春樹氏

しかしながら、授業支援ソフト「PenPlus Classroom」を使えば今までの授業スタイルを壊すことなくタブレットを活用できるという。その理由についてガイアエデュケーションの取締役営業本部長の大林 春樹氏は以下のように話す。

「開発者と一緒に学校に行き、デモを行い、先生方の反応『こうだったいいな』という声を即座に機能にしています。欲しいといわれて1週間くらいで追加した機能もありますよ。開発スピードはどこよりも早いと思います」(大林氏)

営業本部 支援グループ                    mimioスペシャリスト 土屋 亜里紗氏
営業本部 支援グループ                    mimioスペシャリスト 土屋 亜里紗氏

現場の声を丁寧に、かつスピーディーに拾い開発されたからこそ、先生が授業で使いやすい機能がそろっている。営業本部 支援グループ mimioスペシャリスト 土屋 亜里紗氏も学校でデモを行い先生たちの反応を直に受け取っている1人だ。

土屋氏はタブレット活用に抵抗のある先生に「ICT機器を活用してまるごとスタイルを変えるというよりは、今の自分の授業スタイルのここに使ったらうまくいく!といった発想を持っていただけると一番スムーズに使えると思います」と話す。

新しい先生と生徒のコミュニケーション。時間に変革

 実際にPenPlus Classroomの機能を見ていこう。PenPlus Classroomの特徴は以下の6つにまとめられている。

 

●児童・生徒たち全員のタブレットに教材を一斉配付

●タブレットのカメラで撮影した写真もその場で配付

●児童・生徒のタブレット画面を一斉回収し、分割表示

●児童・生徒の回答を複数選択して比較表示も可能

●画像・動画やWord、PowerPoint等のファイルも配付可能

●標準・応用モードを自由に選択して設定が可能

 

PenPlus Classroomとは、簡単にいうと先生のタブレットと児童・生徒のタブレットの間で資料や画像などを行き来させることができるソフトだ。普段先生がオリジナルでつくっているWordなどの資料も印刷することなく簡単に児童・生徒の手元のタブレットに配付することができる。

また、タブレット上で配付された資料に児童・生徒が解答を書き込み、それを先生のタブレットに戻すことも可能だ。そうすることで、すぐに電子黒板上にすべての児童・生徒の解答を映し出し見比べることができる。

「実際に使ってくださっている先生から今まで1時間かかっていたことが3分の1の時間で行うことができたとの声もいただいています」(大林氏)

さらに、教科書に掲載されている画像やイラストは著作権に厳しいが、PenPlus Classroomを購入するともれなく使うことができるPenPlus for Educationにはフリーで活用することができるイラストなどのコンテンツも準備されている。

「黒板は大きさに限りがありますよね。でも、PenPlus for Educationを使えば無限大の黒板を持ったことと同じことになるのです」(大林氏)

例えば歴史や地理の授業だ。先生は今、歴史の背景・関係図を黒板に描いたり、資料集を使って伝えていたりするだろう。

 

しかし、PenPlus for Educationであれば資料をスライドさせていくだけで簡単に歴史の流れを見せたり、図や資料を同時に映し出すこともできる。授業は先生の工夫次第、裁量次第といった部分が多いがそれはどんなに技術が発展しようとも変わらないだろう。ICT機器やソフトは万能なわけではなく、先生の負担を減らし、また、表現の幅を広げる道具なのだ。

 PenPlus ClassroomはWindowsとiOSどちらでも使用可能なこともポイントだ。各OSが混在していても使用することもできる。今iPadを導入していてもリース時期が終わった後Windowsに変わるかもしれない。また、BYODを考えている学校も多いだろう。そういった環境の中でOSに縛られないソフトの需要は高い。さらに、送受信のスピードが速いことも特徴のひとつだ。開発で最も力を入れた部分だという。

 

「資料をタブレットに配付、また生徒からの回答を受け取ることにおいて先生方が1番ストレスに感じることが『送受信のスピードが遅い』ことなんです。資料を簡単に配布したいのに時間がかかってしまっては紙のほうがいいじゃないかという考えになりますよね。時間というのはお金で買えませんから。ですから特殊な技術を使い資料のデータ量を少なくすることで送受信のスピードが遅くならないようにしているのです」(大林氏)

ICT機器を使うことで、自分に対応できない問題が発生し授業が止まってしまう。先生方の不安Best3に入ってくる懸念点だろう。そういった面でもPenPlus Classroomは使い易いツールだろう。

コミュニケーションが生まれるタブレット収納カート

実際にタブレットを導入しPenPlus Classroomを使い授業をする。タブレットをどう使うかというのは費用対効果を考える上でも重要なことだ。

しかし、タブレットを“どう管理するか”も導入前に考えておかなければならない。

どこに収納しておくのか? 児童・生徒にどうやって管理させるか? 取り出しや収納を児童・生徒にさせる場合、休み時間の間に準備させるのか? もし悩んでいるのであればぜひタブレット収納カート「ヘキサゴン」を使ってみて欲しい。

左:オクタゴン 右:ヘキサゴン
左:オクタゴン 右:ヘキサゴン
クリエイティブ・プランニンググループ   マネージャー カラーコーディネーター     齊藤 みき氏
クリエイティブ・プランニンググループ   マネージャー カラーコーディネーター     齊藤 みき氏

 

「円が一番安全だろうというのが最初の発想でした。複数の扉から取り出したいという気持ちも強かったですね。円形で複数の扉だと取り出すときに向き合う形になります。そういったカートに子どもたちが集まるような姿をイメージしてデザインしました」(齊藤氏)

収納だけでなく、児童・生徒の間でコミュニケーションが生まれるカート。さらにコミュニケーションは児童・生徒間だけではなく先生との間でも生まれている。

「取り出すという目的のもと、必ず子どもたちが集まります。なので、先生が教卓代わりに使っているようです。ここでまず説明してからタブレットを取り出すというような流れです。なかなか他の収納ケースでは生まれなかったコミュニケーションだと思います。みんなが集まるランドマーク的な存在になれたかなと思います」(大林氏)

こだわり抜いた仕様とは? 現場目線のものづくり

 教育の現場では何が起こるかわからない。先生方も子どもたちの命を預かっている以上、危険になりうるもの、可能性があるものは避けるだろう。ヘキサゴンはそういった面でも安心できる仕様になっている。

 

まず特徴はその色にある。子どもたちに刺激になるような色を選ばず、ペールトーンと呼ばれる優しい色を取り入れた。視覚に障害を持つ児童・生徒のことも考えての選択だ。

色は3色。扉を変えるだけで色を分けることが可能。学年やクラスで色分けする場合が多いという
色は3色。扉を変えるだけで色を分けることが可能。学年やクラスで色分けする場合が多いという

次に特徴的なのはタブレットを置く板にある。真ん中がくぼんでおり手を挟まずに取り出し・収納が可能だ。また、扉横の板にも注目してほしい。磁石が埋め込まれており、解放した扉を固定することができるのだ。中途半端に開いている扉に子どもたちが衝突して怪我をする心配もない。

さらに、オクタゴンを使用した先生からの声を受け追加した仕様もある。天板上に電源コンセントを付けたのだ。

卓上のように使うからこそ出てきたリクエストだろう。

 

PenPlus Classroomもそうだが、ガイアエデュケーションのものづくりの根底には必ず現場の声がある。今回取材に応えてくれた大林氏、土屋氏、齊藤氏からは「先生方が」「子どもたちが」と主語の多くが現場で実際に使う人たちであった。こういった形なら楽しめるのではないか? こういう機能だったらさらに使いやすいのではないか? と常に現場に寄り添っているのだ。大林氏はこんな話をしてくれた。

 

「PenPlus for Educationはアイコンを文字ボタンに変換することができるんです。展示会ではアイコンのほうがいいという業者からの声が多かった。でも実際現場の先生方に聞くと、このボタンは何ができるのかというのがすぐわかる文字のほうが使いやすいというのです。なのでアイコンボタンもつけましたが、文字ボタンも使えるようにしました」(大林氏)

 

こだわってこだわり抜いた製品でも現場で使ってみたら思っていた反応と違うことは往々にしてある。ガイアエデュケーションは現場の声に一つひとつ丁寧に応えていくからこそ唯一無二の製品が生まれるのだろう。

 

最初は抵抗を感じるタブレット操作。しかし、先生方に「これなら使えそうだ!」と思わせる簡単さがガイアエデュケーションの製品にはある。

そして、その裏に細やかな思いやりが散りばめられているのだ。

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